木曽駒ヶ岳 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.1m ) 2016.6.1 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 7】

小さな高みを越えていくと、さらに前に高みがあり、 そのさらに先に木曽前岳への最後の登りが控えている。
三段階にて高度を上げていく訳だが、疲れが出てきた身体にはこの登りがかなり応える。

一方、登るに連れ、途中で見えなくなっていた 麦草岳から右の稜線が再び見えるようになり、 その稜線の途中に牙岩を確認する (写真)
こちらから見る牙岩はまさに牙そのものの鋭利な三角形をしており、丁度こちら側が口の中で、下あごから牙が天に向かって伸びているようである。

さらには、二段目の高みに登ると 三ノ沢岳の左後方に 空木岳の姿が見えてくる。
また、宝剣岳から 空木岳へと続く稜線も浮かび上がってきており、稜線上に濁沢大峰、檜尾岳、大滝山などを確認することができる。

それにしても、この木曽前岳に至る最後のハイマツ帯の登りがキツイ。
少し足を進めては立ち止まって上を見るというパターンを繰り返しつつ、ハイマツと白き大岩が並ぶ山頂方面を目差して登り続ける。

一方で、この辺からは待望の 乗鞍岳より右側にある 北アルプスの山々が見えるようになる。

残念ながら少し雲が絡み始めているために全部を見ることはできないが、 槍ヶ岳は良く見えている (写真右端)
また、槍ヶ岳の左にも同じような高さの山が見えて少し戸惑うが、恐らく前穂高岳であろう。
槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳と続き、大キレットを挟んで 穂高連峰へ という順番が頭に刷り込まれているので、 この並びにはビックリである。

そして、前穂高岳の左には 奥穂高岳が続くと思われるのだが、 残念ながらその頂上部分は雲の中である。ただ、そのさらに左の天狗ノ頭や 西穂高岳は確認することができる。
西穂高岳のさらに左には、双六岳と覚しき山が見え、 双六岳の手前には 霞沢岳も確認できる。 しかし、双六岳の左にある抜戸岳から 笠ヶ岳へと続く稜線は 雲が覆っていて見ることができない。

槍ヶ岳 (写真左端) の右側に目を向ければ、まず北鎌独標が見え、その右後方に野口五郎岳、 立山を確認することができる。
写真を拡大したところ、立山の右に 剱岳も確認できたのだった。

立山の右手前には西岳、赤岩岳が続き、 さらに右に牛首展望台を挟んで大天井岳 (写真中央)常念岳が続いている。
しかし、そのさらに右側の山々は雲に隠れてしまって見ることができない。

また、常念岳の手前には 鉢盛山も確認することができる。

苦しい登りが続くが、一方で展望の方はさらに広がり、 空木岳の右後方には赤椰岳、 そして 南駒ヶ岳の姿も見えるようになる。

喘ぎつつも、11時42分に牙岩・ 麦草岳への分岐に到着。
漸く傾斜も緩んでホッとする。

ここでは足下にキバナシャクナゲの花がチラホラ見られるようになるが、 高山であるためなのか、その高さは 30センチ程と低い。

岩の下に置かれた祠 (前嶽金山比古大神) の横を通り、岩伝いに進む。

前方には 木曽駒ヶ岳がよく見え、 稜線がここからそのまま 木曽駒ヶ岳へと続いているように見えるが、 実際の道の方は一旦 木曽前岳から大きく下らねばならない。



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