木曽駒ヶ岳 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.1m ) 2016.6.1 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 3】

やがて周囲に大きな岩が見られるようになり、少し朽ちかけている桟橋を渡ると、 登って行く先に大きな岩が見えてくる (写真)
岩は垂直の節理が発達しており、まさに岩壁の如く立ち塞がっているが、道の方はその岩壁の下を右に折れて登っていく。

また、その岩の所には手書きの五合目の標識があり、少し登ると、 すぐ先の方に小屋が見えたので、五合目の金懸 (かねかけ) 小屋に着いたことを知る。

ということは、この大岩が金懸岩であろう (本によっては水場の手前の岩を金懸岩としている)。金懸小屋到着は 8時13分。

小屋の横を通って、玄関の方へと進む。
小屋の横は右下に下る斜面になっていて大きく開けており、ここからは遮るものなく 御嶽を見ることができる。

噴煙が漂う剣ヶ峰の左下には、王滝頂上付近と思しき平らな尾根が見えている。
なお、その尾根の左端には継母岳も見えているのかもしれないが、肉眼では分からない。
また、剣ヶ峰の右に見える高みは恐らく摩利支天山で、その右側、 御嶽の右斜面が始まるところにある高みは継子岳であろう。

小屋の玄関先にあるベンチに腰掛け、暫し休憩する。
ベンチ後方の岩の根本には、小さな石祠と木製の祠、さらには鉄剣も置かれている。

ユックリと休んで 8時23分に出発。
道は小屋の建つ台地状の場所から少し下って行く。
大岩の真下を通っていくのだが、ここは落石もあるようで、傍らには注意書きが立っている。

その先で道は岩壁に突き当たって右へ大きくと曲がるが、そのカーブの頂点部分に水場がある。 水は細いながらも、しっかりと流れている。

道は登りに入り、徐々に傾斜がキツクなってくる。
傍らには 『 法心霊神 』 と彫られた石碑もあり、この道が信仰の道であることを改めて思い起こさせてくれる。

ここでも周囲には大岩が見られ、また足下にも岩がゴロゴロし始める。
桟橋を過ぎて高度を上げていくと、やがて足下にイワカガミが多く見られるようになるが、この辺の登りは結構キツク、花を楽しむ余裕はない。

やがて 『 胸突き八丁 』 と書かれた標識が現れる。 時刻は 8時37分。

ここまでの行程もキツかったのに、ここからはもっと厳しい登りが待っていることになる訳で、 少し気持ちが萎える。

苔生した岩や倒木の間を登っていく。
確かに厳しい登りであるが、ここでも先程と同じように時々平らな道が現れ、上がった息を整えさせてくれるのがありがたい。

コメツガ、トウヒなどの中を登っていくと、やがて平らな道が続くようになるが、 この辺が地図にある 2,074.3mの三角点が置かれている高みなのであろう。

暫く続いた平らな道もやがて下りに入る。
その後、平らな鞍部を少し進み、そのすぐに登りが始まる。
この鞍部には 『 らくだの背 』 と書かれた標識が立っていたが、 前後する 2つの高みをらくだのコブに見立ててのものであろう。時刻は 8時54分。

ここからは基本的にずっと登りが続くことになる。
樹林の中を黙々と登る。



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