木曽駒ヶ岳 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.1m ) 2016.6.1 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 9】

そして、九合目にあたる玉ノ窪山荘には 12時9分に到着。
誰も居ない山荘横の岩に腰掛け、暫し休憩。
簡単に食事をした後、12時17分に 木曽駒ヶ岳山頂を目指して出発する。

この頃には北アルプス近辺の雲はさらに増えており、 槍ヶ岳も 今や雲に飲み込まれんばかりの状態である。
但し、乗鞍岳十石山は未だ健在である。

小屋横から 木曽駒ヶ岳を見上げれば、 小屋の後方にある烏帽子岩が目立っている。

この九合目は、かつて辿った 福島Bコースとの合流点となっているため、 ここからは馴染みの道が続く (登りに 1回、下りに 2回使用)
小屋の横を通り、多くの石碑、石仏が立ち並ぶ岩とハイマツの道を登る。

途中、右手にある神社に立ち寄ると、そこには 御嶽でよく見られるような 真っ黒な像が置かれている。
心明霊神像とのことだが、心明は尾張犬山の人で、 木曽駒ヶ岳信仰である 犬山乾山講を開いたとのことである。

さらに岩の道を登って高度を上げていく。

振り返れば、双耳峰の様に見える木曽前岳 (左)、そして 麦草岳がよく見え、その 2つの山の間に 御嶽も見えている。

ここでも喘ぎながらの登りが続く。
少し登っては立ち止まる という、疲れた時のパターンを繰り返しながら何とか登り続ける。

やがて 『 右 王ヶ嶽 』 (と思う) と彫られた石碑の建つ場所に到着。
ここで道は 2つに分かれる。 木曽駒ヶ岳は左であるが、 右の道は中岳へと続いているようである。
しかし、傍らにある標識には 木曽駒ヶ岳方面の表示しか残っておらず、中岳方面への標識は壊れて無くなっている。

そうなると、『 右 王ヶ嶽 』 と彫られた石碑が気になる。 中岳ではなく王ヶ嶽とは如何にというところである。
御嶽は 王嶽とも呼ぶようなので、 『 左 王ヶ嶽 』 なら分かるだが・・・。

喘ぎつつも何とか登り続け、頂上木曽小屋の横を 12時44分に通過。
左手に写真のような石仏群を見ると、頂上は間近である。

木曽側の駒ヶ岳神社前には 12時54分に登り着く。
なお、山頂に人は全く居らず、何と 人気の山を独占することになったのであった。

三角点を踏み、伊那側の駒ヶ岳神社にも参拝した後、周囲を見渡す。
頂上は広く、また構造物もあるので、一箇所から全体を見渡すことはできないが、少し動き回れば 360度の展望を得ることができる。

ここに至るまでに見えた山は全て見ることができ、 さらにはそこに南アルプスが加わることになる。

宝剣岳の右後方には 池口岳、そしてその左に加加森山、 光岳が続く。
さらに左に易老岳、仁田岳、茶臼岳が続き、上河内岳を経て 聖岳に至る。

写真では宝剣岳の右後方にうっすらと見えているのが池口岳。
池口岳の左、宝剣岳の左後方に見える少し平らな山が加加森山で、光岳はその左の山である。

肉眼では分かりにくいが、光岳から左に下って行く斜面の後方に 大無間山が見えており、光岳の左には、上述のように易老岳、仁田岳、茶臼岳が続き、写真左端の 聖岳へと至っている。
なお、聖岳の右の山は上河内岳であるが、兎岳と重なっているようである。



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