木曽駒ヶ岳 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.1m ) 2016.6.1 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 2】

道は谷を詰めていくという感じで、左右が斜面に囲まれているために少しジメッとしている。 その上、この辺は北側なので未だ日が当たらず少々暗い。
熊が出るのではとビクビクしながら登っていく。

やがて三合目に到着。時刻は 6時45分。
登り始めてすぐに三合目となることに驚くが、これは起点が上松町の市街地 (あるいは上松駅) であるためで、 因みに二合目はアルプス山荘の所にあるようである。

なお、標識には 『 四合目 50分、頂上 7時間 』 とあり、 本日はかなりの長丁場になりそうである。

三合目を過ぎて道は右の斜面に取り付く。
周囲には檜の他、シラビソやトウヒなどが見られる。
この辺は展望もなく、ひたすら登り続けるのみである。

小さな振幅、大きな振幅を組み合わせながらジグザグに登っていくと、 やがて先の方に 『 合目 』 を示す標識が見えてきた。早くも四合目かと期待したのだが、 標識には 『 三合半 』 とある。時刻は 7時9分。

少々ガッカリしてしまったが、よくよく考えれば、 三合目の標識には四合目まで 50分となっていたので、さすがにその半分の時間で四合目に着けるはずはないのである。

一方、ここで嬉しいことがあった。
標識の後ろに樹林が切れた場所があり、そこから 御嶽を見通すことができたのである (写真)
やはり素晴らしい展望を得られると、元気が出てくる。

なお、この辺になると風が強くなり、地形によっては身体に強く吹き付けてきて寒い位である。
稜線に出たらかなり厳しいかもしれない。

道の方は、急斜面が続いた後、 その疲れを癒してくれるかのように平らな道が現れるというパターンにて徐々に高度を上げていく。

また、この頃には漸く樹林を通して日の光が当たるようになり、 気持ちの方も少しウキウキしてくる。
一方、相変わらず吹く風は強く、上方では木が風に揺れてゴーゴーと音を立てている。
周辺にはブナの木、そして足下にはササが目立つ道を登る。

四合目を 7時24分に通過。 三合目の標識に書かれていた時間に従えば、7時35分に四合目のはずなので、まあまあのペースであるが、 本日のコースは長く、あまり張り切りすぎると後半バテそうなので自重する。

なお、時々樹林越しに 御嶽が見えるものの、 なかなか全体を見通すことができない。とにかく黙々と登り続ける。

道の方は急登と平らな道の組み合わせが続く。

そして、相変わらず展望の方もほとんど得られないが、途中、右手に樹林が切れた場所があり、 そこから 三ノ沢岳が見えた (写真)
三ノ沢岳には一度登っており、その時にコンパクトなピラミッド型の山というイメージを持ったのだったが、 こちらから見る三ノ沢岳はかなりボリューミーである。

周囲にはシラビソ、コメツガが多くなり、 さらにはそれらに混ざってダケカンバなども見られるようになる。

やがて四合半に到着。時刻は 7時49分。
三合半、四合半が現れたことで、この道は 『 半合 』 毎に標識があると知ったが、 それにしても 『 合目 』 間の距離が長い。

足下の方は先程までのササに変わり、 まだ花期にはチョット早いカニコウモリの群落が見られるようになる。

なお、相変わらず展望の無い道が続くが、 それでも時折 樹林越しにチラリと山が見えることがあり、その中の一つに 恵那山もあったのだった。



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