木曽駒ヶ岳 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.1m ) 2016.6.1 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 5】

さらに進んでいくと、木々が疎らになり、展望がドンドン広がり始める。
右手上方に崩壊した斜面が見えた後、その先で 三ノ沢岳は勿論のこと、宝剣岳や中岳も見えてくる。
少し疲れてきてはいるが、これでテンションがグッと上がる。

写真は宝剣岳方面。

少し朽ちかけた階段を登って高度を上げていく。
振り返れば 三ノ沢岳が大きく、 その山襞が結構深いことに驚かされる。

階段を登り切り、尾根の上を歩くようになると、 今まであまり見ることができなかった北側の景色が見え始める。
麦草岳から木曽前岳へと続く尾根も見えるようになり、 そのほとんど草木のない、崩壊した斜面に驚かされる。

写真 左端の山が麦草岳。

道の周囲には灌木が多くなり、やがて先程下から見えた崩壊地を右に見れば、 そのすぐ先が八合目であった。
ここは 『 覺照霊神 』『 福嘉霊神 』 などの石碑が建つ広場となっており、 かつては小屋もあったようである。時刻は 10時49分。

休憩にもってこいの場所ではあるものの、休んだばかりなので、そのまま通り過ぎる。

周囲は完全に灌木となり、やがてハイマツ帯に変わると、またまた石碑群が現れる。

面白いことに、ここから 御嶽が見えているにも拘わらず、 石碑群は皆 三ノ沢岳を向いている。
さらには 『 三沢不動明王 』 の石像も置かれていたので (写真)、 三ノ沢岳を崇める信仰があるのであろうか。

この石碑群からは完全に岩とハイマツの道となる。
そして、目の前の高みの右側を巻いて少し登っていくと、展望が一気に開ける。

前方には木曽前岳 (写真)、その右後方には目差す 木曽駒ヶ岳の姿が確認できる。
そして 木曽駒ヶ岳から右に中岳、宝剣岳、そして 三ノ沢岳へと続く稜線もしっかり見えており、 宝剣岳と三ノ沢岳を結ぶ稜線の後方には島田娘と思しき高みも見えている。

こちらは 木曽駒ヶ岳 (写真中央)、中岳 (写真右) 方面。
テンションがグッと上がるが、一方で先はまだまだ長いことを知る。



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