笠ヶ岳 ( 笠ヶ岳:2,897.8m ) 2014.9.9-10 登山



【PHOTO & 記録 笠ヶ岳 9】

 

奥大日岳、国見岳の右には 剱岳が見えており、 剱岳の右には 立山 (写真 中央の山。 拡大してみると、雄山と大汝山が重なるようにして並んでいる) も見えている。
また、立山の右に 3つのピークの連なりが見えるが、その 3番目が赤牛岳。
そして、そこから少し間を空けて 水晶岳 (黒岳) が見えている (写真 一番右奥の山)

水晶岳 (黒岳) の右に ほぼ同じ高さの稜線が続き、その稜線が一旦下って再び盛り上がったピークがワリモ岳。
ワリモ岳の右に見える大きな三角形の山は鷲羽岳である (写真 中央の山)
そして、鷲羽岳の右には大きな山容を持つ野口五郎岳が見えている。

また、鷲羽岳の右下に見える、 大きく平らな山容の山は双六岳であり、双六岳の左方、水晶岳 (黒岳) の右下手前には三俣蓮華岳も確認できる。

双六岳の平らな斜面が右へと下った先に双六小屋があり、 そこから稜線は樅沢岳に向かって再び盛り上がっている。
双六小屋のある鞍部後方にも山が見えるが、恐らく南真砂岳である。
樅沢岳の右に 2つのピークが続き、2つめのピークを越えて稜線が下がった所が硫黄乗越。
24年前は、槍ヶ岳から西鎌尾根を下り、 その硫黄乗越、そして樅沢岳を経て双六小屋に宿泊。翌日、双六小屋からこの 笠ヶ岳に登り、 新穂高へと下ったのだった。

また、硫黄乗越の後方にうっすらと見える山は 餓鬼岳のようである。

餓鬼岳 (写真 左) の右には、 同じような高さの稜線が続いているが、その真ん中辺りのピークが燕岳である。
となると、燕岳の左に見える小さなピークは北燕岳で、燕岳の右に見えるピークが燕山荘のある 2,700m超の高みであろう。
そして、その燕山荘のあるピークの右手前には、こちらから延びる尾根上にある抜戸岳が見えている。

そして燕岳、 燕山荘のあるピークの右には、穂高連峰が連なっている。
今更 説明も不要と思うので山々の名前の紹介は省くが、朝日の中、シルエット状に並んだ姿は登高意欲を刺激する。

7月に大滝山・蝶ヶ岳に登ったが、 今見ている槍・穂高連峰の姿は、 蝶ヶ岳から見たそれとは まさに 反対側から見ていることになるので、それぞれの山名がしっかり頭に入っている。

西穂高岳から下った稜線は 焼岳へと続いており、 その稜線の後方に霞沢岳が見えている。
空気が澄んでいれば、霞沢岳の左後方に南アルプスが見え、 さらには富士山も見えるはずらしいのだが、 本日は遠くの山を見ることはできない。

ただ、焼岳の後方にはうっすらと中央アルプスが見えている。
そして、焼岳の右後方には十石山、 金山岩が見え、さらにその右に乗鞍岳が見えている。

というように、遠くの山は見えないものの、360度の大展望。
それも頂上独り占めの状態で見ることができ、所謂 至福の時を過ごしたのであった。

素晴らしい景色を堪能した後、8時8分に下山開始。
岩に付けられたペンキ印を頼りに、頂上から南へと下る。
道は明瞭であるが、こちら側も岩が積み重なった崩れやすい斜面であり、しかも急傾斜なので慎重に下る。
尾根の東側、そして西側、また東側へと回り込みながら下っていく。
8分程下り続けると、ようやく土を踏むことができ、さらに傾斜も緩やかになってきたので一安心。 道は明瞭で、先の行程も良く見える。



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