前方を見れば、笠谷に続く谷へと下る斜面の上に、岩が飛び出ているのが見える。 道の方は、再び鋸歯の山腹を進むことになるが、総じて登り勾配。 | |
10時1分にその雷鳥岩と覚しき岩の前に到着 (先程 斜面上に見えた、
上の写真の岩)。 |
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この雷鳥岩の所で道は 90度左に曲り、岩峰の下を巻いて進んで行くことになるので、
笠ヶ岳はこれで見納めになる。 笠ヶ岳の山頂部分は南北に長く、 従って抜戸岳方面から見た場合、山頂部分が一番長く見えて平らな台形をしているが、今のように ほぼ南から見た場合は、 東西の幅が小さい部分が目立ち、どちらかというと潜水艦の艦橋や立烏帽子のように見えることになる。 | |
5分程休憩した後 出発。 少し下ると、周囲にコメツガが見られるようになり、 先の方には錫杖岳の姿も見えてくる。 |
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クリヤノ頭を巻いて下っていく途中、何気なく左手を見ると、
抜戸岳とその下方に広がる杓子平が見通せたので少し驚かされた。 なお、昨日 杓子平に登り着いて休憩した場所は、恐らく写真の右方、 尾根の後方に見える山の一番高い部分 (真ん中の山) の左下にある小さな鞍部の所であろう。 | |
ハイマツ、コメツガなどが混在する道を進む。 足下にササが多くなると、やがて前方が開け、 錫杖岳、大木場ノ辻の姿を見ることができるようになる (錫杖岳は、写真中央にある緑色の斜面を有する山の左後方の山。 大木場ノ辻はその後方の大きな山)。 また、大木場ノ辻の左側には 焼岳、 そしてその下方に中尾温泉が見えているが、下まではまだまだ距離と高さがあることが良く分かる。 |
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クリヤノ頭を巻き、ササ原の斜面を下る。 ササ原の斜面は長い。 そこから暫く下ると水場に到着。時刻は 11時8分。 |
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