笠ヶ岳 ( 笠ヶ岳:2,897.8m ) 2014.9.9-10 登山



【PHOTO & 記録 笠ヶ岳 8】

 

抜戸岩の先にある高みに登った所で、 またまた笠ヶ岳を振り返る。
背後に青空が広がる中、小笠を右に従えた笠ヶ岳の姿はやはり美しい。
まさに 『 優美 』 といった言葉がピッタリである。

と、ここでふと、このまま笠新道を下るのは面白くないと思い始める。
昨日は杓子平まで快晴で展望が楽しめたことから、本日この先、新たに楽しめるのは抜戸岳の頂上を踏むことと杓子平の景色だけである。
それならば、まだ歩いたことのないクリヤ谷を下り、違った角度からの笠ヶ岳を楽しむ方が良いのではないか との思いが強くなる。

思い立ったら即実行、Uターンして再び笠ヶ岳頂上を目指すことにする。 時刻は 7時4分。

抜戸岩を 7時6分に再び通過。
先程 追い抜いてきた人々と擦れ違いながら、 笠ヶ岳を目指す。

途中、左下方を見ると、播髟スと池が見える。 池まで行く道らしきものも見えるので、池の畔まで行けるのかも知れない。
帰宅後調べると、その池に穂高連峰を映して写真が撮れるらしい。
そう言えば、昨晩、鏡平山荘にある鏡池に 中秋の名月 + 槍・穂高連峰が映っているのを写真に収めた と言っていた方がおられたが (写真を撮ったのは 8日の晩)、是非ともその写真を見てみたいものである。

思った通りの、なかなかキツい登りに耐え、7時34分に笠ヶ岳山荘に戻り着く。
少し気が急いて早足になったので、かなり息が上がる。仕方がないので、トイレ休憩等含めて 7分程休憩し、 その後、本日 2度目、今回の山行 3度目の笠ヶ岳山頂を目指す (写真は 山荘前から見た笠ヶ岳

周囲も明るくなり、今朝ほどは ぼやけていた山々も今はハッキリ見え始めている。
山頂からの展望が楽しみである。

もう歩き慣れてしまった岩屑の斜面をジグザグに登る。
今回は 周囲の写真を撮りながらユックリと登る。 笠ヶ岳頂上からは基本的に下り一辺倒のはず、 焦ることはない (状況はそのとおりであるが、考えが甘かったが・・・)

祠の前には 7時55分に到着。暫し 周辺の写真を撮る。
左手を見れば 頂上が見えるが、昨日、そして今朝ほども 必ず数人の登山者が居た頂上には 今は誰も居ない。
これは嬉しい。
そして、頂上には 7時58分に到着。

今朝ほどはぼんやりとしか見えなかった頂上からの展望であるが、 今は太陽も高くなり、周囲の山々がかなりハッキリと見える様になってきている。

まずは、南を見れば、 乗鞍岳 (写真 左の山)、 そしてその右後方に御嶽が見える。
御嶽の剣ヶ峰は、双耳峰のように見えている 2つのピークの左側である。

右に 90度ほど首を回せば、 白山が雲に浮かぶ島のように見えている。
今朝ほどは、雲の量が多く、いかにも雲海という感じであったが、一方で 白山自体がぼやけて見え、あまりハッキリしない状態であった。
今は 雲が少なくなってしまったものの、御前峰、そしてその左方に別山もハッキリ確認できる。

そして真北に目を向ければ、 薬師岳が見える (写真 中央)
薬師岳の左手前には 黒部五郎岳が見え、 写真には写っていないが、黒部五郎岳の左には北ノ俣岳が見えている。
また、薬師岳の右後方に見える台形の山は奥大日岳。 その右に見える山は国見岳のようである (奥大日岳、国見岳については、帰宅後に確認)



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