燕岳 ( 燕岳:2,762.9m ) 2011.6.4 登山



【PHOTO & 記録 燕岳 1】

土日休日の高速道路料金一律千円も、 ついに 6月19日の日曜日を以て廃止のようである。 大変残念だが、 先般の東日本大地震に対する復興財源確保 ということを考えれば、 致し方ないところである。
とは言え、 小生の車による登山範囲は この制度で大きく広がりを見せた訳で、 この制度が廃止となるまでに できるだけ利用しておきたいところである。
と言うことで、 梅雨入りし、 なかなか晴れ間と土日が結びつくのが難しくなっている中、 6月4日の土曜日は晴れる との予報 (Mapion系、YAHOO系 両方の天気予報も晴れ) が出たので、 北アルプス 燕岳に行くことにした。

この山は 北アルプスデビューにはもってこいの山 と聞いていたので、 登山を始めた頃から登りたい と思っていたのだが、 当時は 電車やバスを使うことが多く コストがかかるため、 遠くの山は百名山に限定してしまい、 なかなか登るチャンスがないまま 20年以上が経過してしまったのである。
この燕岳から、 大天井岳、槍ヶ岳へと縦走することも可能であり、 これが正規の表銀座縦走コースなのだろうが、 どうせなら 一度に多くの百名山を登ってしまいたいと考え、 常念岳槍ヶ岳笠ヶ岳 というコース取りをしてしまい、 この燕岳は切り捨てた格好になっていたのである。
こうした状況であったが、 車での北アルプス日帰り登山が可能であることが 昨年分かったことで 唐松岳−五竜岳常念岳−蝶ヶ岳 登山) この山も登山目標に入れることになり、 さらに ここに来ての 高速道路料金 一律千円の廃止ということから、 この残雪期を逃してはならじと 急遽 行くことにしたのである。

横浜の自宅を 夜中の 2時過ぎに出発。
いつも通り 国道16号線を進んで、 八王子ICから中央高速道路に入る。 このところ、 中央道を使うことが多くなっており、 考えたら 4回連続となる。
道路は順調に進むが、 空の方が今ひとつハッキリしない。 少々明るくなってきている中、 空はドンヨリと曇っており、 本来なら見えるはずの八ヶ岳 雲の中。 また左側に見えるはずの 甲斐駒ヶ岳もあまりよく見えない。
しかし、 岡谷JCTから長野自動車道に入ると 徐々に天候も良くなり始め、 前方には常念岳の真っ白な三角形が見えてきたところで、 グッとテンションが上がったのだった。
豊科ICで高速道を下りる。 すぐの信号で、 ナビの指示はまっすぐに進めだったが、 コンビニに立ち寄る必要があったため、 信号を左折する。 この辺の地理は 唐松岳−五竜岳常念岳−蝶ヶ岳と 2回通っているので ある程度分かっている。
コンビニで食料、お茶等を購入した後は、 豊科駅入口で右折して 国道147号線に入り北上、 北穂高で左折し、 後は道なりに進めば、 中房温泉への道に入る。
この道はかなり狭い所がある上に 目無しカーブが続くため要注意であるが、 朝の内は対向車が来る確率が低いので まあ安心である (といいながらも、 途中 1台の軽トラックと擦れ違った) クネクネとした道を慎重に進み、 観音峠、信濃坂を過ぎると、 やがて有明荘。 そこから暫く進むと 中房川を渡ることになり、 渡ったところをすぐに左折して下れば、 町営の第一駐車場であった。
到着時刻は 5時41分。 この時点で、駐車場は 80%以上埋まっているという 混み具合。 この山の人気の程が うかがえる。
なお、第一駐車場が満車の場合は、 先程の橋を渡らずに直進する道に入れば、 さらに第二駐車場がある。

身支度を済ませ、 5時49分に駐車場を出発。
先程 車を走らせてきた林道に出たら、そこをて左折して 結構 勾配のある道を上って行く。 道路はキチンと舗装されており、 先の方には バス停、ロータリーなどもある。
中房温泉の入口にある登山口には 5時58分に到着。 トイレを済ませ、 湯原の湯の脇を進んで 山に向かう。
地図によれば、 駐車場のある場所の高さは 1,394m。 そして、 この登山口は 1,450mとなっているが、 登山口に立っていた標識には 1,462mとある。

少し平坦な道を進めば、 すぐに山に取り付くことになる。 この登りは、 北アルプス三大急登の一つであるので、 少々身構えるが、 考えたら 小生は 日本三大急登 (烏帽子岳 ブナ立尾根、 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根、 谷川岳 西黒尾根) もクリアしているのであり、 怖れることはない。
結論を言うと、 全く恐るるに足らず。 普通の尾根道であり、 むしろ三大急登であるが故に 多くの休憩場所が設置されており、 登りやすい道である。
道はジグザグに付けられており、 周囲は 最初の自然林から カラマツの植林帯、 そして自然林へと変わっていく。

途中、 右手 樹林越しに なかなか形の良い山が見えてきた。 頂上付近には 残雪もあり、 ちょっと気になる山なので 燕岳山頂で調べると、 有明山 (信濃富士) の隣にある清水岳らしい。 昭文社の地図では、 有明山からこの清水岳、 東餓鬼岳、そして東沢岳と続く稜線に 道はないが、 ネットで調べると 登山記録が沢山見つかる。 やはり、こういう山々は 山好きが放ってはおかないのだろう。
ササの中の道を進む。 周囲の木々の緑が 太陽の光に輝いている。 この時点では 完全に快晴。 山頂の展望が楽しみである。
第一ベンチには 6時25分に到着。
ベンチと名が付くだけに、 平地に丸太で作ったベンチが 設置されている。 休まずに通過する。

人気のある山だけに、 道は良く踏まれている。 傾斜は徐々にきつくなるものの、 まあこれ位は普通であろう。 むしろ、 早く樹林帯を抜け出し、 展望を得たいが為に、 足がドンドン前に出る。
やがて、 荷揚用ケーブルの下を潜る。 ロープの先には 頂上付近に多くの雪が残る高みが見える。 方角から見て、 あの高みは 合戦沢ノ頭ということになるのだろうか。

そして、 すぐに第二ベンチに到着。 時刻は 6時45分。
標識には 燕山荘 3.8km、 中房温泉口 1.7km と書かれている。 これからの 3.8kmは、 傾斜も急になるであろうし、 残雪も多くなって、 大変であろう。 この第二ベンチも休まずに通過する。

第二ベンチから少し登ると、 左手の樹林越しに 残雪を多く抱える高みが チラチラと見え始めた。 どうやら東天井岳らしい。 早く樹林が切れた所へ出たくて、 心が逸る。

そして、 15分程登ると、 待望の樹林が切れた場所に到着。
やはり、先程の白き峰は東天井岳であった。 その左後方に見える富士型の山は横通岳で、 常念岳、前常念岳は この高さでは、 横通岳と そこから東に派生する尾根に隠れて 見えないようである。
この光景を見て、 ますますテンションが上がる。
そのビューポイントから 5分程登れば、 第三ベンチに到着。 時刻は 7時10分。 ここも休まずに通過する。

第二ベンチと第三ベンチの間は、 キツイ勾配はあまりなかったのだが、 第三ベンチからは急勾配となる。
それでも明るい日差しに 木々の緑が輝いて 気持ちが良い上に、 先程の東天井岳を見て テンションが上がっているのか、 足はまだ快調である。
やがて、 樹林越しに八ヶ岳のシルエットが見えてきた。 右の編笠山から始まって、 権現岳阿弥陀岳赤岳、横岳、硫黄岳天狗岳と続き、 さらには蓼科山の高みを以て終了する 一連の稜線はかなり魅力的である。
残念ながら、 4月に登った北横岳、縞枯山 判別がつかない。



燕岳登山データ

上記登山のデータ登山日:2011.6.4 天候:晴れ単独行日帰り
登山路:温泉橋第一駐車場−中房温泉−第一ベンチ−第二ベンチ−第三ベンチ− 富士見ベンチ−合戦小屋−合戦沢ノ頭−燕山荘−燕岳−北燕岳−燕岳−燕山荘−(往路を戻る)
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央自動車道路)−岡谷JCT−(長野自動車道)−豊科IC− (県道57号線)−豊科駅入口−(国道147号線)−北穂高−(県道307号線)−有明−(県道25号線−県道327号線)−温泉橋第一駐車場 (車にて)
交通復路:温泉橋第一駐車場−(県道327号線−県道25号線)−有明−(県道307号線)−北穂高− (国道147号線)−柏矢町−(道310号線)−豊科IC−(長野自動車道)−岡谷JCT−(中央自動車道)−相模湖IC−(国道20号線)−相模湖駅前− (国道412号線)−半原日向−(県道54号線)−中津−(県道506号線)−下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線−県道50号線)−中央林間− 鶴間二丁目−(かまくらみち)−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷(車にて)

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