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ZAREGOTO
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■朝雲■ 「あの方は初めてお教室へいらつしゃる途中、渡廊下の角に立ちどまつて古い窓から空を見上げていらした。白い雲の縁にはまだ朝の薔薇色がほのかに残つているやうだつた。」 というわけで、薔薇色にしてみました。なんてきれいなお言葉でせう。流れるやうな。お教室、いいなぁ。 つけたし:ふと、気付いたのですが、『朝雲』は1センテンスが長い部分が多い!で、句読点が少ない。小学校の頃に教えられたように句読点で息継ぎをしようとすると苦しいです。松田聖子のような息継ぎになってしまう。でもそれゆえ、流れるような文章なのでせうね。で、文末が「〜だった。〜だった。〜た。」と畳みかけるような感じなので、より、続くような感じがする。少女らしい文章を、と康成さまはお考えになったのでせうか。 |
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