鷹ノ巣山 ( 鷹ノ巣山:1,736.6m) 2018.4.13 登山



【PHOTO & 記録 鷹ノ巣山 1】

気温がかなり高くなってきたことから、 こういう時は一度大量に汗をかいて体調を整えたいところである。
そのためには登山が最適なのだが、いろいろ用事があってなかなか山に行くタイミングが掴めない。
一応 4月4日に鎌倉の 祇園山に登ってはいるものの とても登山と言えるレベルではなく、また毎日 8,000歩以上歩くように心懸けてはいても、それでかく汗では不十分である。
そんな中、漸く 13日に山に行けることになったので奥多摩の 鷹ノ巣山に登ることにする。
本当は残雪の山を楽しみたかったのだが、情報が少ないことから少し躊躇する気持ちがあり、結局 今年に入って通い詰めている奥多摩の山にした次第である。

この鷹ノ巣山には過去 3回登っているのだが、 いずれも水根から水根沢林道を辿っており、しかもその時のメインは 雲取山だったので、 最初から鷹ノ巣山を目差すのは今回が初めてとなる。
無論、今回は同じコースを辿る気は全く無く、鷹ノ巣山へのメインルートである日原から稲村岩尾根を登ることにする。
しかしである、鷹ノ巣山には大変申し訳ないのだが、今回の山行で最も楽しみにしているのは、鷹ノ巣山から奥多摩駅までの石尾根の下りであり、 加えて途中にある六ツ石山に立ち寄ることなのである。
石尾根については、昨年に 大弛峠から甲武信ヶ岳間を歩いたので、 今回のルートを歩けば奥多摩駅から 瑞牆山までが繋がることになり、 これが大きなモチベーションになっている。
一方、六ツ石山については、今年登った 大岳山三頭山 (みとうさん)御前山からこの山を眺めた際、 山頂付近が開けていて気持ちよさそうに見えたので、是非とも一度登ってみたいと思っていたからである。

4月13日(金)、5時過ぎに自宅を出発する。
さすがにこの時期ともなれば日の出は早く、周囲はかなり明るい。また、空には少し雲が多いものの、現地は晴れとの予報である。
横浜ICから東名高速道下り線に入った後はいつも通りのルートを辿り、これまたいつも利用している奥多摩町役場の横にある Timesの駐車場に車を駐めたのは 6時40分であった。
車内で朝食をとり、奥多摩駅のトイレをお借りし、さらに登山届を提出した後、身支度を整えて 7時4分発の東日原行きのバスに乗る。
この 2月、 川苔山 (かわのりやま) に登るためにこのバスを利用した時は小生の他に登山者 1名だけであったが、さすがに春ともなれば登山者も増え、今回は小生を含めて 7人である。
なお、3名 (女性2名、男性1名) は川乗橋で下車、 終点まで乗っていたのは 4名 (男性のみ) であった。

バスは 7時30分に東日原に到着、 他の 3人がバス停で身支度をしている間に車道をさらに先へと進む。


郵便局、駐在所の前を通り、道が右に緩やかにカーブしていくと、 先の方に稲村岩とともに 鷹ノ巣山へと続く尾根が見えてくる (写真)
ただ、稲村岩は背後の山に包み込まれて少々見えにくい (写真 右手)

しかし、消防車用車庫の先で右に緩やかにカーブした道が直線に変わると、 その先に青空をバックにした稲村岩がよく見えるようになる。

この稲村岩の名の由来は稲叢 (イナムラ = 刈り取った稲を乾燥させるために野外に積み上げたもの) から来ているらしいが、 今は稲叢を見たことがある人も少ないと思われるので、砲弾を立てたような形、あるいは釣り鐘を思い起こして戴ければ良い。

下の写真は 鷹ノ巣山方面登山口に入ってから見た鷹ノ巣山。

稲村岩を見ながら車道を進んでいくと、 道の左手に屋根付きの立派な水飲み場が見えてきたのでノドを潤す。花粉症の薬を飲んでいるためか、この時期ノドがカラカラになり易いのである。

この水は 『 万寿の水 』 と言い、 水の豊富な日原川の対岸からここまで引いてきているとのことである。ただ、冷たい水を想像していたので意外に温い水に少々ガッカリさせられたが、 水自体はまろやかで飲みやすい。

その際、先の 3人の登山者のうちの 1人に追い抜かれる。
帰宅後、ヤマレコを見て、その方は稲村岩尾根を辿らず、巳ノ戸尾根を登って八丁山に至り、 その後 鷹ノ巣尾根から 鷹ノ巣山に登られたと知る (後程、六ツ石山分岐付近でもう一度姿を見ることになる)

さらに車道を進んで行くと、直線だった道が再び右にカーブし始める所の左手に 『 稲村岩を経て鷹ノ巣山方面登山口 ← 』 (写真) と書かれた標識が現れる。 時刻は 7時38分。

標識に従って車道を離れて左手の階段を下りる。
その後、右に曲がって民家の石垣の下を進み、続いて丸太の横木が並ぶ階段状の坂を下って杉の樹林帯に入っていく。
左下の谷には日原川が流れている。

暫くは斜面を横切るほぼ平らな道を進み、 やがて下りに入って少し足下が悪いところを通過すると、その後、巳の戸橋にて日原川を渡る。
川の上流側を見ると、かつて橋が架けられていたと思われる跡がある。
時刻は 7時46分。

橋を渡り終えると、道は再び杉林に入り、斜面をジグザグに登っていく。
やがて杉林を抜けると、大きな岩が目立つ場所を通過するが、道は少し先で折り返してその岩の上部へと登っていく。

道は 『 馬頭観世音 』 と彫られた石碑の横を通過した後、 また杉林へと入っていく。

ここでも斜面をジグザグに登っていくのだが、 南西方向を向いた時には前方樹林越しに稲村岩らしき高みが見えるようになる (写真)

このままずっと杉林が続くのかと思っていると、やがて傾斜が緩み始め、 道は杉林を抜けて巳ノ戸沢へと入っていく。
時刻は 8時丁度。

なお、その手前で 2人目の登山者に追い抜かれる。
この方とはその後、稲村岩分岐、 鷹ノ巣山頂上、 六ツ石山頂上、そして石尾根登山口に下りた後の林道にてお会いすることになる。

沢に入ると周囲は自然林に変わり、新緑が目に眩しい。
道は大岩がゴロゴロした沢沿いを進むものの、水の流れは見えない。



鷹ノ巣山 登山データ







登山日:2018.4.13 天候 : 晴れ単独行 日帰り
登山路 : 東日原バス停−鷹ノ巣山方面登山口−稲村岩分岐−ヒルメシクイノタワ−鷹ノ巣山− 水根山−城山−カラ沢ノ頭−将門馬場−六ツ石山分岐−六ツ石山−六ツ石山分岐−三ノ木戸林道分岐−三ノ木戸山分岐−稲荷神社−石尾根登山口− 羽黒三田神社−多賀神社・大山祇神社−元巣の森のスギ−奥多摩駅前 Times駐車場
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−日の出IC−(都道184号線)− かやくぼ−(都道31号線)−坂本−(都道251号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道45号線)−古里駅前−(国道411号線)−奥多摩駅入口−奥多摩駅前 Times駐車場 (車にて)− 奥多摩駅−(バス)−東日原バス停
交通復路 : 奥多摩駅前 Times駐車場−奥多摩駅入口−(国道411号線)−古里駅前−(都道45号線)− 梅ヶ谷峠入口−(都道251号線)−坂本−(都道31号線)−かやくぼ−(都道184号線)−日の出IC−(圏央道)−相模原愛川IC−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

鷹巣 1、  鷹巣 2、   鷹巣 3、  鷹巣 4、   鷹巣 5、  鷹巣 6、   鷹巣 7、  鷹巣 8、   鷹巣 9、  鷹巣 10、   鷹巣 11 もご覧下さい。


百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る