一旦平らになった道は再び緩やかな傾斜にて登っていく。 途中、振り返れば、 鷹ノ巣山では途切れ途切れにしか見えなかった 南アルプスが、一気通貫状態で遮るもの無く見えるようになる。 春霞によってぼやけてはいるものの、 大菩薩嶺の右後方に 悪沢岳が見え (角度的に 赤石岳は 見えなくなっている)、少し間を空けて 塩見岳、 農鳥岳、 間ノ岳、 北岳が並び、さらに 鳳凰三山、 仙丈ヶ岳 (写真 左) と続いた後、先程は見ることができなかった 甲斐駒ヶ岳 (写真 中央) も見えるようになる。 | |
再び大きく下った後、狭くそして平らな、土手のような道が続くようになると、 榧ノ木山、倉戸山、熱海方面へと進む道が右に分かれる。 なお、この道は途中でさらに分かれ、水根沢林道を経て水根に下ることもできる。 時刻は 11時26分。 写真では分かりにくいが、手前から延びている道が左に緩やかにカーブし始めるところに その標識が立っている。 |
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道は緩やかに下った後、また登りとなって高み (写真) を乗り越すことになるが、後から思えばこの高みが水根山だったと思われる。 その高みに登り着くと道はほぼ平らになり、
道の右側に小さく盛り上がった小スペースがあったのだが、そこが水根山の山頂だったようである。 なお、この山頂部分で道は緩やかに左にカーブしているので、 構造上、反対側から登ってくれば、水根山の標識に気付きやすいことになる。 | |
下りに入り、道が右にカーブしていくと、樹林の向こうに再び 御前山が見えてくる。 やがて傾斜は緩やかになり、道は時々尾根上からはずれて右側側面を進むようになる。 |
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道は再び目の前の小さな高みを避け、 右に緩やかにカーブして尾根の側面を進むようになるが、尾根の方にもピンクテープが続いているので、 何かあるのかと思い尾根上に登ってみる。 登り着いた所に四方八方に枝分かれした立派なブナ ? の木があったものの、
場所を示す標識の類いは見当たらない。 何も得られなかったことにガッカリして登山道に戻る。 | |
それにしても、尾根上を歩くのはアップダウンが厳しく疲れる。 しかしである、この尾根歩きを続けているうちに、
鷹ノ巣山山頂直下で追い抜き、
かなり差をつけた年配の登山者に追い付かれてしまう。 |
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