鷹ノ巣山 ( 鷹ノ巣山:1,736.6m) 2018.4.13 登山



【PHOTO & 記録 鷹ノ巣山 10】

そのヒノキ林を抜け、 左側の草地の斜面に岩が露出している場所を過ぎていくと、左側の高みが終わりになる所で道が 2つに分かれる。

右の道は新たな高みへと登っていき、左の道はその高みの左側斜面を横切っていく。
分岐に標識はあるものの、左の道が正規の道であることを示しているだけであって、右の道がどこへ通じているかについての記述はない。

恐らく右の道は三ノ木戸山山頂へ続くと思われるがここでも確証が得られないことから、 ここは素直に左の道を進む。

ほぼ平らな道が続き、右の高みを巻き終わった所で道は右にカーブしてヒノキの樹林帯に入る。

左右の壁からヒノキの根が飛び出している溝状の道を進むが、その距離は短く、 5分程でヒノキの樹林帯は終了し、自然林の中、乾いた赤土の道を緩やかに下っていく。

やがて道はまた平らになり、その先で再び樹林帯に入っていく。
今度は杉の樹林帯である。
それにしても、こうも連続してアレルゲンの出所を進むことになると、花粉症の身にとってはその影響が心配になる (実際、その後の数日間は本当に辛かった)

杉林の中、ほぼ平らな道を進む。
途中、石祠を左手に見た後 (13時44分)、その少し先の右手に、落石防止なのか、 ワイヤーで雁字搦めに縛りつけた大きな岩が現れると、そこから周囲は自然林に変わる (写真)

道は尾根の左下を横切って進むようになり、 左手を見れば樹林越しに本仁田山が見えている。

道は再び杉の樹林帯に入り、右に大きく曲がっていけば、 やがて下った先で丁字路にぶつかる。
そこには標識が立っており、『 ← 奥多摩駅、 三ノ木戸方面 → 』 とある。
時刻は 14時3分。

左に曲がって少し杉林の中を進むと、左手上方に神社が見えてくる。
ここは稲荷神社で、石段、赤い鳥居、そして小さいながらもキチンとした社殿が置かれている。時刻は 14時7分。
また、神社の少し先の傍らに石仏も置かれており、そこには 『 享保 』 (1716〜1736年) の文字も見られるが、それ程の古さは感じられない。

写真は神社を振り返ったところ。左手奥から歩いてきた。

やがて、左手樹林越し下方に工場が見えてくる。
奥多摩駅の奥にある奥多摩工業(株)と思うが、まだかなり下方に見えるのが辛いところである。

なお、この辺の杉林では石垣の他、廃屋、そして生活用品の残骸が見られるようになる。
これを見て、すぐに 前黒法師岳の湯山集落跡を思い出したのだが、 帰宅後に調べると、やはりこの辺には戦後まで集落があったようである。

左手に本仁田山 (写真) を見ながら下り、その少し先で杉林を抜けて、かつては人が住んでいたと思われる日当たりの良い場所を通過する。

道はすぐにヘアピン状に右に急角度で曲がった後、 大きな振幅にて杉林の中をジグザグに下っていく。

やがて、下っていく先に舗装された林道が見えてくる。


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