周囲は再度自然林に変わるが、
この辺ではほとんど緑が見られない。 一方、高度が上がり、さらには木々に葉がほとんどないため、
振り返れば樹林の間から
川苔山と本仁田山が見えるようになる。 | |
キツかった登りも徐々に傾斜が緩み始め、さらにはほぼ平らになるが、
先を見ると樹林の向こうにさらに高みが見えている。 やがて周囲に大きなブナの木が見られるようになり、
一方で根っこもろとも倒れている木も散見されるようになる。 |
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左手樹林越しには石尾根も見えるようになり、 三ノ木戸山 (さぬきどやま) らしき高みから急激に稜線が落ち込んでいるのが確認できる。 少々荒涼とした尾根を進んで行くと、今度は右前方樹林越しに 雲取山が見えるようになる (写真)。 | |
なお、この辺からは周囲に再び緑が現れ始めるが、 これは新緑ではなく、トウヒやツガ、シラビソ (のような気がする) といった常緑樹である。 ほぼ平ら、あるいは緩やかな登りが続く。 |
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平ら、あるいは緩やかな登りの道も、 やがて徐々に傾斜が出始め、目の前の小さな高みへと登っていく。 右の方から回ってその高みに登り着くと、そこは小さな台地状になっており、
さらに先の方に高みが見えている。 ダラダラとした登りが長く続いた中、漸くこの先の目処がついたので少しホッとする。 | |
少し進むと道の右手に古い標識が現れ、 その錆びた鉄製の柱には 『 ヒルメシクイノタワ 』 と書かれている。時刻は 10時13分。 また、その標識には小さな手作りの標識もぶら下がっており、
『 午飯喰 (ヒルメシクイ) のタワ 1,562m 』 とある。 この場所の名のとおりここで昼食にしたいところだが、少し気が焦っており、 また鷹ノ巣山が見えたこともあってそのまま先へと進む。 |
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