川苔山 ( 川苔山:1,363.2m) 2018.2.14 登山



【PHOTO & 記録 川苔山 1】

1月末の 御前山にて奥多摩三山を登り終えたことから、 次は奥多摩以外の山を狙おうとしたのだが、思い浮かぶ山は既に登った山ばかりで、やはり新鮮味に欠ける。
それならば、まだ登っていない山が多い奥多摩の山がやはり良かろうと考え、 前から気になっていた川苔山 (かわのりやま) に登ることにする。
この川苔山は奥多摩でも人気の山で、途中にある百尋ノ滝はこの時期に見事な氷瀑を見せてくれることでも有名であるため、今回の登山も楽しみである。

2月14日(水)、5時過ぎに横浜の自宅を出発する。
上空にはやや雲が多いものの、予報では本日晴れのはずである。
奥多摩通いが続いているため、もうスッカリお馴染みとなったルートを辿り、古里駅前の丁字路にて国道411号線 (青梅街道) に入れば、 後は目差す奥多摩駅入口の交差点まで道なりである。
そして、その奥多摩駅入口の交差点を右折し、奥多摩町役場の奥にある Timesの駐車場に車を駐めたのは 6時44分であった。

車内で朝食をとり、奥多摩駅のトイレを借りた後、 身支度を整えて再び駅前まで戻って 7時4分発の東日原行きのバスに乗る。
バスには先客が 1人おり、しかも登山装備をしているので、小生と同じく川苔山を目差すのかもしれない。

定刻に出発したバスは国道411号線に入って日原川を渡った後、 すぐの信号 (日原街道入口) を右折して都道204号線 (日原街道) に入る。 家並みを抜けると道は山の中へと入っていき、日原川沿いに進む。
この道は、かつて日原鍾乳洞から大ダワ林道経由にて 雲取山に登った際に 一度車で通っているのだが、今回バスから見ると道が意外に狭いことに驚かされる。 恐らく、その時はまだ道が暗かったのでよく分からなかったのであろう。
車窓から見える景色を楽しみながら進んで行くと、やがてバスは川苔山の起点となる川乗橋に到着する。
下りたのは小生だけだったので、件の登山者は鷹ノ巣山狙いなのかもしれない。時刻は 7時18分。


バス停の反対側 (右側) は川乗林道の起点となっており、 そこには 写真の様な立派な標識が立っている。

身支度を整え直し、写真を撮ったりした後、7時21分に出発してゲートを抜け、 アスファルト舗装の林道を進む。

なお、この川乗林道は昨年 8月の大規模落石のため、 車・歩行者とも通行止めとされているが、実際にはこの 2月は人の通行が可能となっている。
但し、3月1日〜27日の期間は法面工事のため、完全に歩行者も通行できなかったようである。

完全にドライ状態の林道を進む。
但し、右下の川乗谷を見下ろせば、まだ雪が多く残っている。

緩やかな上り勾配の林道を少し進むと、 左手斜面に 『 蕎麦粒山 』 と書かれた手書きの標識を見つける (写真)
後で地図を見ると、ここから蕎麦粒山への破線ルートが記されていた。
機会があれば是非とも辿ってみたいものである。
なお、地図を見ると、今歩いている林道を辿っていっても、蕎麦粒山に登ることができるようである。

やがて、右手の川乗谷の向こう側に立派な山容の山が見えてくる。
山名は全く分からないが、方角的には本仁田山 (ほにたやま) 方面なので、 本仁田山あるいはその手前にある平石山なのかもしれない。

単調な林道歩きも、 前方にベンチが見えてくると漸く終わりとなる。

ベンチの横を通り、左にカーブして細倉橋 (写真)を渡ると、 その先に小さな建物が見えてくる。時刻は 8時丁度。

この建物は川乗谷を流れる水を利用して水力発電を行っている発電小屋で、 ソバにあるバイオトイレに電力供給しているとのことである。

その発電小屋のところで林道と分かれ、 右手の登山道に入る。

右下が川乗谷、左が山となっている平らな道を進む。
この辺では足下に雪は見られないが、杉林に入って暫く進むと、所々に凍った雪が現れるようになる。

スリップしないように慎重に進んでいくと、やがて道は下りに入り、 下方に谷の流れを渡る橋が見えてくる。

橋の先を見ると、雪に覆われた道が続いていており、しかも狭い道であるため、 安全を考えて橋の手前にある木の下でチェーンスパイクを装着する。
時刻は 8時8分。

装着に手間取り、 8時11分に出発して橋を渡る。
案の定、橋より先は雪が踏み固められて凍っており、チェーンスパイクが大いに役立つ。

谷の左岸を暫く進んで行くと、桟梯 (さんてい) を渡った先で足下の雪は消え、 落ち葉の道が続くようになる。
しかし、チェーンスパイクを脱着するのが面倒なので、褒められたことではないが、 チェーンスパイクならローインパクトであると自分に言い聞かせて、そのまま歩き続ける。



川苔山 登山データ







登山日:2018.2.14 天候 : 快晴単独行 日帰り
登山路 : 川乗橋バス停−細倉橋−百尋ノ滝−足毛岩分岐−川苔山 東の肩−川苔山−川苔山 東の肩− 鳩ノ巣駅・大ダワ、本仁田山分岐−(鋸尾根)−大ダワ−瘤高山−本仁田山−大休場−安寺沢−乳房観音−(林道)−氷川国際ます釣場−奥多摩駅前 Times駐車場
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−日の出IC−(都道184号線)− かやくぼ−(都道31号線)−坂本−(都道251号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道45号線)−古里駅前−(国道411号線)−奥多摩駅入口−奥多摩駅前 Times駐車場 (車にて)− 奥多摩駅−(バス)−川乗橋バス停
交通復路 : 奥多摩駅前 Times駐車場−奥多摩駅入口−(国道411号線)−古里駅前−(都道45号線)− 梅ヶ谷峠入口−(都道251号線)−坂本−(都道31号線)−かやくぼ−(都道184号線)−日の出IC−(圏央道)−相模原愛川IC−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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