川苔山 ( 川苔山:1,363.2m) 2018.2.14 登山



【PHOTO & 記録 川苔山 11】

周囲の杉の密度が増してくると少し傾斜が緩むものの、 それでもやはりこの下りは厳しい。

やがて下っていく先に標識が見えてきたので、漸くこの下りも終わりかと期待したが、 ここからもまだまだ下りが続く。

この標識があるところが恐らく 『 大休場 (おおやすんば) で、道はここから右に下る。
この標識がなければさらに真っ直ぐ下ってしまうような場所なので、標識の後ろには真っ直ぐ下ってしまわないように トラロープが張られている。
時刻は 14時45分。

ここからは落ち葉で滑りやすい斜面が続く。
杉林を抜け、自然林の中を下るが、またすぐに杉林の中の下りとなる。

この下りでも展望はほとんど得られないが、 再び自然林となったところで樹林が切れて山が見えるようになる。
スクッと立ち上がった三角形が見事な山であるが (写真)、全く名前が分からない。
山は下から見上げる場合と、同じような高さから見た場合とでは全然印象が違うことが多々あるが、 それにしてもこの辺りにこんな山があるのかと思うほどに見事な形をしている。
方角的には三ノ木戸山、六ツ石山と思うが、帰宅後もまだ不明である。

道はまたまた植林帯に入り、展望の無い下りが続く。
相変わらず足下は滑りやすく、加えて足腰にバテが来ているためなのか、途中で 2回ほどスリップしてしまう。

単調な下りに対する嫌気と、バテからくる身体のしんどさに耐えながら、 まだかまだかと思いつつ下り続けていくと、嬉しいことに下方樹林越しに青い屋根が見えてくる (写真)
長かった下りに漸く目処が付いたことにホッとする。

そこから右に下って行くと、 やがて樹林を抜けたところに標識が現れる。
左に曲がれば奥多摩駅であるが、真っ直ぐ進めば 『 乳房観音 』 とのことで、 疲れてはいるもののここは寄り道することにする。
時刻は 15時17分。

その標識から 2分程歩けば乳房観音で、 小さな祠 (写真) に観音様が祀られている。
祠の傍らには乳房観音についての説明、由来書きが立っているが、長くなるのでここは省略させて戴く。
なお、この乳房観音は、母乳豊饒 (説明書きのママ) の信仰を集めている他、近年では乳ガンに罹らないとの御利益があるとされ、 篤い信仰を得ているとのことである。

再び分岐に戻り、 先程見えた青い屋根の民家の横を抜けていくと、すぐに車道に飛び出す。傍らの標識には 『 奥多摩駅 2.3km 』 とある。
時刻は 15時24分。

車道歩きはあまり好きではないが、先程までの長い下りに比べれば、この道は天国である。
黙々と車道を歩き、途中にあった氷川国際ます釣場の自動販売機で飲み物を購入した後、日原川を 2度渡り、 Times駐車場には 15時53分に戻り着いたのであった。

写真は ます釣場のある日原川で、橋の下が釣場になっている。
また、奥に見えているのは奥多摩工業(株)の氷川工場 (採掘した石灰石から、生石灰などを製造)

本日は、 年明け以来連続している奥多摩の山をまたもや選び、人気の川苔山に登ったのであるが、 途中の凍結した百尋ノ滝も素晴らしく、また雪もまだ多く残っており、さらにはかなりのロングコースだったため登り応えがあって楽しい山行であった。

低山とは言え奥多摩の山はなかなか魅力的であり、 しかも初めて登る山が多いため刺激も大いに得られるので、ここ当分は 奥多摩通いが続きそうである。

写真は本仁田山に登る途中で見えた川苔山と覚しき山 (写真 中央)



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