谷がグッと詰まって、 道が山間 (やまあい) を進むようになると、周囲は完全に雪に覆われるようになる。 道は小さな流れ渡って左岸 (右側) の斜面へと取り付く。 この辺はかなり雪も多くなってくるが、道の方はしっかり踏まれているので、 問題なく登っていくことができる。 | |
山と山の間の狭い所を登って行くと、やがて道は左手の山に移るが、 この辺はそのまま谷を詰めてしまいそうな所で、先人の足跡がなければ迷ってしまうところである。 左手の山に移り、少し戻るようにして登った後、途中から尾根上に乗って右手へと進む。 |
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また、この辺は複雑な地形のため方向がよく分からなくなってきているが、 今登っている尾根の先に太陽が見えているので、東〜南の方向へと登っているものと思われる。 道の方はすぐに稜線に飛び出すと思っていたのだがそれ程甘くはない。 | |
なお、ここまで展望のない登りが続いていたが、 川苔山の方向を示す標識を見た後は、樹林越しに周囲の山々が見えるようになる。 木々が邪魔をしてなかなか見通すことができないため同定が難しいが、 形の良い鈍角三角形をした蕎麦粒山や 3つのピークからなる天目山 (三ツドッケ) が確認できるようになる。 写真に 3つの山が写っているが、一番左の山が天目山で、真ん中の山が蕎麦粒山。 そして、一番右は日向沢ノ峰と思われる。 |
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自然林に変わっていた周囲の木々が、またまた杉林に変わると、
漸く傾斜も緩み始め、やがて先の方に標識が見えてくる (写真 中央)。 少し足を速め、最後のひと登りを終えると、川苔山の 東の肩に飛び出す。 | |
地図ではここから川苔山頂上まで 10分となっており、 傍らの標識には頂上まで 0.2kmとある。 右手を見ると、川苔山まで続く土手のような道が見えている。 |
川苔 1、  川苔 2、   川苔 3、  川苔 4、   川苔 5、  川苔 6、   川苔 7、  川苔 8、   川苔 9、  川苔 10、   川苔 11 もご覧下さい。