川苔山 ( 川苔山:1,363.2m) 2018.2.14 登山



【PHOTO & 記録 川苔山 10】

息を切らせつつ何とか斜面を登り切ると、 そこには鳩ノ巣駅方面と本仁田山・奥多摩駅の分岐を表す標識が立っている。
周囲に山名を表す標識は見つけられなかったのだが、ここが恐らく瘤高山であろう。時刻は 13時13分。

ここから鳩ノ巣駅方面に目をやると、樹林の間に日の出山が見えている。

右に道をとり、暫くは平らな道を進む (写真)
右手には樹林越しに山が見えているが、恐らく川苔山と思われるものの確信が持てない。

暫く続いた平らな道もやがて下り斜面に入る。
目の前には本仁田山が見えてきており (写真)、かなり高く、しかもここからは一旦大きく下って行かねばならないので、 思わずため息が出る。

雪の斜面を下り、すぐに登りに入る。
この辺からは雪の道がずっと続く。

道は緩やかに右へとカーブしていき、進むに連れて徐々に傾斜がキツくなり始める。

この登りでもあまり展望は得られないのだが、 それでも右手樹林越しに時折 川苔山方面の山が見える。
先にも述べたように川苔山との確信がなかなか持てないのであるが、逆に、ここまでの道程を考え合わせながら、 川苔山を同定することを唯一の楽しみにして登り続ける。
また、途中 左手樹林越しに 大岳山も見えたのだった。

長い登りが続くが、ここは我慢しかない。
しかし、少々スタミナ切れを起こしつつある身にはかなり辛い。

それでも黙々と登り続け、やがて尾根上に登り着くと、 そこには 『 本仁田山 0.1km 奥多摩駅 4.7km 』 と書かれた標識が立っている。
時刻は 13時44分。

左に緩やかに曲って平らな道を進んでいくと、やがて傾斜が少し増してくるが、 その先に標識と青空が見えている。
本仁田山に到着である。時刻は 13時47分。

狭い頂上にはベンチが置かれており、 そこに座ってまずはノドを潤す。
やはり途中で水分補給なり、栄養補給をすべきであった。

少し落ち着いたところで周囲を見渡す。
嬉しいことに、頂上周囲は木々の一部が伐採されているため、ここからは 富士山がよく見える。
さすがにこの時間ではやや白っぽいものの、富士山が見えるとは思っていなかっただけにこれは嬉しい。
なお、富士山の右に見えている山は 三頭山

また、南東方面も開けており、 御岳山や奥ノ院峰、そして日の出山方面がよく見える。

写真 中央の山が奥ノ院峰で、左端の山が御岳山。
奥ノ院峰から右に続いている尾根は、途中に鍋割山を挟んで 大岳山へと続いている。


13時59分、本仁田山を後にして奥多摩駅を目差す。
暫く平らな道を進み、少し下りに入ると、足下に雪が見られなくなったので、この後も南側斜面を下ることを考慮してチェーンスパイクを外す。

そこから少し下ると、 折戸尾根方面 (現在通行できないようである) と奥多摩駅方面との分岐に到着。時刻は 14時4分。

右に曲がって斜面を下るが、確かに足下に雪は皆無である。
落ち葉と砂礫で滑りやすい斜面をジグザグに下る。
途中に短い踊り場 (平らな場所) はあるものの、踊り場と踊り場の間は長く、かなりの急斜面が続く。

引力によってスピードが出てしまうのを、 足で制御しつつ下るのは疲れた身体にはかなり応える。
さらに展望も無く単調なため嫌気も増してくる。ここを登りに使うのはかなりハードであり、しかも展望も無く単調なため、 全くお薦めできない。



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