川苔山 ( 川苔山:1,363.2m) 2018.2.14 登山



【PHOTO & 記録 川苔山 9】

道に雪は無くなり、落ち葉と岩の道を下る。
途中、ザレた斜面もあって滑りやすく苦労する。

小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいくのだが、先にも述べたように、 道は良い状態ではないのでユックリと慎重に進まざるをえない。
特に下り斜面が危険で、躓いたり滑ったりすれば、大怪我を負うのは間違いないので、足下に細心の注意を払いながら下る。

苦労しながら進んで行くと、 やがて本仁田山に至る前に登らねばならない瘤高山 (こぶたかやま) とその登り斜面がよく見えるようになる。
加えて、下って行く先に目を移せば、瘤高山との鞍部も見えている。

恐らくあの鞍部が大ダワであろうと思われるが、 このように一旦大きく下った後に急斜面を登り返さねばならない状況は、肉体的には勿論のこと、精神的にもかなりキツイ。

鞍部は見えてきているものの、 この下り斜面もスンナリとは下れない。

岩と岩の間にある落ち葉に足を取られないように気をつけ、 さらにはチェーンスパイクが岩を引っかけないようにと気を遣いながら下る (チェーンスパイクを脱げば良いのだが、 面倒臭さが先に立つ)
少々ザレている場所もあり、神経を遣う。

漸く長い苦難の道も終わりとなり、 目の前に標識が現れる (写真)
時刻は 12時42分。

ここは丁字路になっていて、本仁田山は右である。
なお、左に進めばこちらからも川苔山に行けるのだが、そちらを見ると、巻き道のようになっているので、 今まで下って来た尾根 (鋸尾根) に比べて楽そうである。

ここで 1人の登山者と擦れ違ったので少し話をする。
その際、『 鋸尾根はかなり厳しい道なので、下の道を行った方が良いかもしれない 』 と伝えると、 その方はこの山域を良く知っておられるようで、『 下の道も結構厳しいんですよ 』 とおっしゃられ、 鋸尾根を登っていかれたのであった。

なお、ここが大ダワかと思ったが、そこから少し進むと、 もう 1つ標識があり、そこに 『 大ダワ 』 と書かれていた。時刻は 12時44分。

ここから左に下れば鳩ノ巣駅へと行けるようだが、 折角ここまできたのだからやはり直接 奥多摩駅へと下りたいと考え、真っ直ぐ進む。

鳩ノ巣駅への道を下方に見ながら狭い尾根を登る。
暫く進むと足下に雪が現れ、緩やかな登りが続く。

目の前の高みに登りついて一旦道が平らになると、 周囲は馬酔木の群落となり、そこを抜けると展望が開けて鷹ノ巣山、 雲取山、 天祖山がよく見えるようになる。

左が 雲取山で右が天祖山。
天祖山は先程 川苔山頂上から見た時とは少し形が違っている。

道は再び登りに入るものの、足下に雪はあまりない。
少し平らな道が続いた後、雪の斜面が現れるが、これが結構急斜面で息が上がる。

喘ぎつつも途中で振り返れば、川苔山方面が見えるのだが、 今の小生の知識ではどの山が川苔山なのか分からない。



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