道に雪は無くなり、落ち葉と岩の道を下る。 小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいくのだが、先にも述べたように、
道は良い状態ではないのでユックリと慎重に進まざるをえない。 | |
苦労しながら進んで行くと、
やがて本仁田山に至る前に登らねばならない瘤高山 (こぶたかやま) とその登り斜面がよく見えるようになる。 恐らくあの鞍部が大ダワであろうと思われるが、 このように一旦大きく下った後に急斜面を登り返さねばならない状況は、肉体的には勿論のこと、精神的にもかなりキツイ。 |
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鞍部は見えてきているものの、 この下り斜面もスンナリとは下れない。 岩と岩の間にある落ち葉に足を取られないように気をつけ、
さらにはチェーンスパイクが岩を引っかけないようにと気を遣いながら下る (チェーンスパイクを脱げば良いのだが、
面倒臭さが先に立つ)。 | |
漸く長い苦難の道も終わりとなり、
目の前に標識が現れる (写真)。 ここは丁字路になっていて、本仁田山は右である。 ここで 1人の登山者と擦れ違ったので少し話をする。 |
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なお、ここが大ダワかと思ったが、そこから少し進むと、 もう 1つ標識があり、そこに 『 大ダワ 』 と書かれていた。時刻は 12時44分。 ここから左に下れば鳩ノ巣駅へと行けるようだが、 折角ここまできたのだからやはり直接 奥多摩駅へと下りたいと考え、真っ直ぐ進む。 鳩ノ巣駅への道を下方に見ながら狭い尾根を登る。 | |
目の前の高みに登りついて一旦道が平らになると、 周囲は馬酔木の群落となり、そこを抜けると展望が開けて鷹ノ巣山、 雲取山、 天祖山がよく見えるようになる。 左が 雲取山で右が天祖山。 |
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道は再び登りに入るものの、足下に雪はあまりない。 喘ぎつつも途中で振り返れば、川苔山方面が見えるのだが、 今の小生の知識ではどの山が川苔山なのか分からない。 |
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