御前山 ( 御前山:1,405.0m) 2018.1.31 登山



【PHOTO & 記録 御前山 1】

1月2日に 大岳山 (おおだけさん)、16日に 三頭山 (みとうさん) に登り 奥多摩三山のうちの 2つを片付けたので、次は待望の御前山 (ごぜんやま) ということになる。
この御前山は昨年までその存在さえ知らなかったのだが、先の大岳山から見たピラミッド状のドッシリとした山容に心惹かれ、 次に登りたいと強く思っていた山なのである。

しかし、雪が降ると三頭山の方が車でのアプローチが難しくなってしまうことから、 順番を逆にして雪が降る前に三頭山に登ることにした次第。そのため三頭山登山後にできるだけ早く登りたいところである。
ただ、1月22日に降った雪は予想外の量であったため色々と予定が狂ってしまい、こうなったら 2月に入ってからでも良いかと考えていたところ、 2月2日にまた雪が降るとの予報である。
これは下手をするとまた先延ばしになってしまうと考え、少し疲れ気味ではあったものの、急遽 1月31日に御前山に登ることにする。

1月31日(水)、5時過ぎに横浜の自宅を出発する。 空には星が瞬いており、本日も快晴の予感がする。
東名高速道、圏央道と高速を乗り継ぎ、日の出ICで高速道を下りてからは、都道184号線を西へと進む。
進むに連れて道路周辺に残る雪の量は増え、都道251号線に入って梅ヶ谷峠を越える頃には、周囲は完全に白い世界となって少々ビビってしまう。 幸いスリップすることはなかったものの、先日の大雪時、この辺は大変な状況だったことであろう。
峠を越え、梅ヶ谷峠入口の丁字路を左折して都道45号線に入る。この辺も道路周辺には多くの雪が残っている。
慎重に車を進め、古里駅前の丁字路を左折して国道411号線 (青梅街道) に入った後、 お馴染みの奥多摩町役場の奥にある Timesの駐車場に車を駐めたのは 6時40分であった。

車内で食事をとり、身支度をした後、奥多摩駅前まで戻って 7時発の丹波 (たば) 行きのバスに乗る。
乗客は小生 1人だけ、バスの運転手はまだ乗っておらず、エンジンも掛かっていないので車内は寒い。
ふと、フロントガラス越しに駅の方を見ると、3人の登山者がバス待ちをしている。どこへ行くのだろうと思って帰宅後で調べると、 7時4分発の東日原行きのバスらしく、川苔山 (かわのりやま) や鷹ノ巣山に登る人達だったようである。

バスは定刻に出発。ほとんど暖房が効かない状態のまま国道411号線を奥多摩湖方面へと進む。
道路周辺に雪はかなり残っており、三頭山を先に登っておいて良かったとつくづく思う。


奥多摩湖には 7時15分に到着。
バスを降りて小河内ダムの堰堤へと向かう。

まずは左手奥にトイレが見えたのでそちらで小用を済ませた後、再び堰堤の所に戻るが、 周囲には御前山を示す標識が見当たらない。
そこで、堰堤脇にある守衛所にて道を聞くと、寒い中、わざわざ外まで出てきてくれて道を教えてくれた。感謝である。

写真はトイレの前から堰堤、そして守衛所方面を眺めたもの。

7時20分、 守衛さんに教わった通り、まずは堰堤を進む。

右手には奥多摩湖が広がっており、湖を囲む岸辺、そしてその後方の山々は雪で白く、 寒々とした感じである。

手元に温度計はないものの、実際、周囲はキーンと冷え切った状態で、 かなり温度は低いことであろう。
ただ、空には雲一つ無いので、太陽が顔を出せば温かくなりそうである。

道は右にカーブした後、真っ直ぐ堰堤の上を進む。
ここはダムであるから、堰堤の左側はコンクリートの斜面がかなりの急角度で下っており、その先に発電所、そして多摩川の流れが見えている。

長い堰堤を渡り終えるとそこは広場になっており、御前山へ行くには左に道をとる。

ここまで足下に雪は全く無かったが、 ここからは雪の原が続くようになる。

階段を昇り、ベンチのある公園風の場所を通過すると、御前山を示す標識が現れる。
雪に覆われた階段を昇り、階段が右にカーブしていくと、右に展望広場への道が現れるが、ここはまっすぐ進む。

石垣の斜面下をジグザグに登って、やがて尾根上に登り着く。
時刻は 7時38分。

そこには標識が立っており、御前山は左となっているが、 右に頂上広場があるので、奥多摩湖を上から眺めるべくまずはそちらへと進む。

雪が残る階段を昇るとすぐに頂上広場で、 ここからは先程歩いてきた堰堤を含む小河内ダムと奥多摩湖の広がりを見ることができる (写真)
奥多摩湖の後方に見える山々は朝日に輝き始めており、本日は予報通り快晴になりそうである。

少し早い気がしたのだが、 折角ここにはベンチがあるので、ベンチにザックを置いてチェーンスパイクを取り出し装着する。

その後、先程のダムからの道との合流点まで戻り、御前山に向かってまっすぐ進む。 時刻は 7時45分。

ここからはすぐに急登が始まる。
小さな岩と剥き出しになった木の根が目立つ狭い斜面を登る。
足下には雪が無い所もあり、やはりチェーンスパイク装着はまだ早かったのかもしれない。



御前山 登山データ







登山日:2018.1.31 天候 : 快晴後やや曇り単独行 日帰り
登山路 : 奥多摩湖バス停−小河内ダム堰堤−御前山・頂上広場分岐−頂上広場−御前山・頂上広場分岐− サス沢山−惣岳山−御前山−クロノ尾山−鞘口山−大ダワ−鋸山・大岳山分岐−縦走路合流点−オキノ岩−大岳山−オキノ岩−縦走路合流点− 鋸山・大岳山分岐−大ダワ−(鋸山林道)−弁天橋−奥多摩駅前 Times駐車場
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−日の出IC−(都道184号線)− かやくぼ−(都道31号線)−坂本−(都道251号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道45号線)−古里駅前−(国道411号線)−奥多摩駅入口−奥多摩駅前 Times駐車場 (車にて)− 奥多摩駅−(バス)−奥多摩湖バス停
交通復路 : 奥多摩駅前 Times駐車場−奥多摩駅入口−(国道411号線)−古里駅前−(都道45号線)− 梅ヶ谷峠入口−(都道251号線)−坂本−(都道31号線)−かやくぼ−(都道184号線)−日の出IC−(圏央道)−相模原愛川IC−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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