御前山 ( 御前山:1,405.0m) 2018.1.31 登山



【PHOTO & 記録 御前山 2】

一旦 小さなピークを乗り越した後、また登りが始まる。

高度を上げるに連れ、足下は一面の雪に変わるが、凍っている訳ではないので、 チェーンスパイクがなくても登っていけるレベルである。

長い登りも漸く終わり、足下が緩やかになってくると、 周囲は自然林から杉の植林帯へと変わる。
その後、道はほぼ平らとなり、再び周囲が自然林に変わると、やがて前方に横に長い高みが見えてくる。
あれがまずは目差すべき サス沢山であろうか ?

足下は落ち葉と雪が混ざる道となり、 緩やかに下った後、また登りに入るが、この辺の勾配は緩やかである。

少し高度を上げて振り返れば、樹林越しに山が見えているものの同定が難しい。
後々、サス沢山頂上にある展望図にて、今 見えている山が榧ノ木山 (かやのきやま)、水根山と知る。

さらに少し進むと六ツ石山 (写真 右の山) も確認できるようになるが、 如何せん木の枝が邪魔で見通すことができない。

やがて、斜面の先に標柱のようなものが見えてくる。
もうサス沢山かと思ったのだが、然にあらず、それは左に踏み込まないようにとの標識であった。

道はその高みから右の方へと緩やかに曲り、その先で左 植林帯、右 自然林の斜面を登っていく。
足下の雪もこの辺から量が多くなるが、踏み跡がしっかりあるので全く問題なく登っていくことができる。

展望の無い登りが長く続く中、 漸くこの辺になって右手樹林越しに山が見えるようになる。

まず目に着いたのが 黒川鶏冠山で、こちらから見ると 御嶽 をスケールダウンしたような形をした独立峰に見えるので少々驚かされる。
さらには 大菩薩嶺も見えてくるが、 木の枝がかなり邪魔をしている。

蛇行して先へと続いている尾根を緩やかに登っていく。
右手樹林越しには 三頭山 (写真) もチラリと見えるようになる。

足下の雪がさらに多くなってくると、 斜面の先にウッドデッキのようなものが見えてくる。恐らくサス沢山であろう。

そのサス沢山 (頂上にある手製の標識には 『 指沢山 』 とある ) 頂上には 8時46分に到着。
左側は杉の樹林帯で展望は全く得られないが右側 (西側) は開けており、 張り出したウッドデッキの上に立てば素晴らしい展望を得ることができる。

下方には奥多摩湖が見え、 その複雑に入り組んだ入江の先には赤い橋も見えている。恐らく、先日 三頭山登山の時に渡った峰谷橋と思われる。

さらに、奥 (西) へと延びる奥多摩湖を目で追っていくと、 湖の左奥に白い仏舎利塔を有する山が見えている。
傍らの展望写真によれば、この山は大寺山で、その後方の山が鹿倉山とのことである。
鹿倉山の右後方には、先程の 黒川鶏冠山が独立峰のように見え、 さらに目を右に向けると、前飛竜、 飛竜山を少しだけ見ることができる。

写真 中央奥の山が黒川鶏冠山。


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