そして、鹿倉山の左後方には 大菩薩嶺が見えており、 そこから左に妙見ノ頭、親不知ノ頭、熊沢山、天狗棚山、そして 小金沢連嶺が続いている。
さらに、小金沢連嶺の左側手前に 三頭山も見えるのだが、木が邪魔をしているため、 少し位置を変える必要がある。

写真 中央奥の山が 大菩薩嶺。その左に上記で述べた山々が続く。
写真 左から １/３程の所にある三角形の高みが熊沢山で、その左が天狗棚山。
天狗棚山の左には長い台形の尾根が続くが、その台形の右側の角付近に小金沢山があり、台形の左側の角付近に牛奥ノ雁ヶ腹摺山がある。

こちらは、 黒川鶏冠山 （写真 左奥） の右側に見える山々。

写真 中央やや右手 奥に前飛竜、 飛竜山 （右） が見えており、 さらに写真右端の方に七ツ石山がチラリと見えている。
その飛竜山と七ツ石山の手前を横切る大きな山容の山は倉戸山。

また、写真には写っていないが、 倉戸山のさらに右には先程樹林越しに見えた榧ノ木山、そして水沢山が続いている。

なかなかの展望に満足して、８時５２分、先へと進む。

ここからは杉の樹林帯となり、最初は緩やかな登りが続く。
道が少し下りに入ると、漸く周囲に陽の光が当たり始めて明るくなる。

暫く展望の無い登りが続くが、 尾根が細くなってきたところで左側が少し開け、本仁田山 （ほにたやま） と川苔山が樹林越しに見えるようになる。

道の方は徐々に傾斜がキツクなり始め、少々喘ぐようになる。

写真 中央奥の山が川苔山。
その右手前の大きな山が本仁田山。

漸く傾斜が緩み始めると、 植林帯と自然林が入り乱れるようになり、道は緩やかな傾斜の広い斜面を横切るようにして右へと進み始める。

進む方向の先には高みが見えているが、 あれが次に目差す惣岳山 （そうがくさん） であろうか ？

周囲が自然林に変わる中、少し岩が煩い狭い尾根を進む。
前方には太陽があって眩しい。

再び傾斜が出始めると、 道は小さな舟窪状地形の右側を進んでいくようになる （写真は舟窪状の地形を振り返ったところ）。

雪は少し量が増えてくるが、明瞭な踏み跡がついているために歩き易い。