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この頃になると徐々に上空の雲がとれ始め、日が差すようになる。 周囲の雲もなくなり始めており、
蓼科山の右に
八ヶ岳連峰の山々が見えるようになる。 |
改めて三峰山を眺めると、ここからの距離が相当あることに驚く。 鉢伏山へと向かってくる際には、 初めてのコースということもあり、あまり気にならなかったのだが、そのコース内容を知ってしまった今、戻ることへの億劫さが先に立つ。 しかも、三峰山で終わりでは無く、そこからさらに 1時間ほど下らねばならない。 |
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先行きを憂いつつも黙々と歩き続け、前二ツ山には 14時13分に到着。 ここで 3分ほど休憩する。 周囲を見渡せば、天候はますます回復してきており、今や
八ヶ岳連峰にかかっていた雲はスッカリ無くなり、
蓼科山の右に
北横岳、縞枯山が確認でき、
さらには先ほど見えなかった中山や
天狗岳も見えるようになっている。 また、茶臼山、 美ヶ原方面の雲も全くなくなり、 その平らな台地が非常に目立っている。 |
天候はさらに回復を見せ、 小さな樹林帯を抜けて二ツ山手前側にあるササ原の小ピークを登る頃には、斜面の先に青空が見えるようにまでなってきたのであった。 そして太陽がジリジリと後頭部を照りつけ始める。 |
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往路にて休憩した財産区境界明認の所には 14時41分に到着。 鉢伏山まで続く ササ原のトレイルはこれで見納めになることから、じっくりと目に焼き付けるべく 5分ほど休憩する。 14時46分に出発。 |
『 三峰山 4.3km 』 の標識を 15時23分に通過、
さて、この 4.3kmはどう評価すべきであろう。 となると、平地なら 1時間弱で歩ける距離だが、山では 1.5~2倍の時間を要する訳で、三峰山の登りの厳しさを思うと、 あと 2時間と見て良さそうである。 やがて、ある程度 道が平らになってきてホッとするが、よく見ると斜面を横切る道は緩やかな登りになっている。 |
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