三峰山、二ツ山、鉢伏山 ( 三峰山:1,887.8m、二ツ山:1,826.7m、鉢伏山:1,928.8m ) 2019.6.5 登山



【PHOTO & 記録 三峰山、二ツ山、鉢伏山 10】

この頃になると徐々に上空の雲がとれ始め、日が差すようになる。
こうなるとやはり水分補給が心配だが、一応 500ml近く残っているのでなんとかなるであろう。

周囲の雲もなくなり始めており、 蓼科山の右に 八ヶ岳連峰の山々が見えるようになる。
天狗岳付近はまだ雲に覆われているものの、 硫黄岳横岳赤岳阿弥陀岳権現岳編笠山はしっかりと確認できる。

改めて三峰山を眺めると、ここからの距離が相当あることに驚く。

鉢伏山へと向かってくる際には、 初めてのコースということもあり、あまり気にならなかったのだが、そのコース内容を知ってしまった今、戻ることへの億劫さが先に立つ。

しかも、三峰山で終わりでは無く、そこからさらに 1時間ほど下らねばならない。
中でもネックは三峰山への登りであろう。
どうなることやら・・・。

先行きを憂いつつも黙々と歩き続け、前二ツ山には 14時13分に到着。 ここで 3分ほど休憩する。

周囲を見渡せば、天候はますます回復してきており、今や 八ヶ岳連峰にかかっていた雲はスッカリ無くなり、 蓼科山の右に 北横岳、縞枯山が確認でき、 さらには先ほど見えなかった中山や 天狗岳も見えるようになっている。
無論、天狗岳の左手前にある 霧ヶ峰もよく見えており、 車山頂上の気象レーダードームの白が目立っている。

また、茶臼山、 美ヶ原方面の雲も全くなくなり、 その平らな台地が非常に目立っている。

天候はさらに回復を見せ、 小さな樹林帯を抜けて二ツ山手前側にあるササ原の小ピークを登る頃には、斜面の先に青空が見えるようにまでなってきたのであった。

そして太陽がジリジリと後頭部を照りつけ始める。

往路にて休憩した財産区境界明認の所には 14時41分に到着。

鉢伏山まで続く ササ原のトレイルはこれで見納めになることから、じっくりと目に焼き付けるべく 5分ほど休憩する。

14時46分に出発。
二ツ山分岐を 14時52分に通過、二ツ山頂上には立ち寄らずにそのまままっすぐ進む。
すぐに下りに入り、その後、斜面をジグザグに下る。

『 三峰山 4.3km 』 の標識を 15時23分に通過、 さて、この 4.3kmはどう評価すべきであろう。
後の行程を思い浮かべれば、先ほどの 『 鉢伏山 2.0km 』 とは明らかに重みが違うように思われる。

となると、平地なら 1時間弱で歩ける距離だが、山では 1.5〜2倍の時間を要する訳で、三峰山の登りの厳しさを思うと、 あと 2時間と見て良さそうである。

やがて、ある程度 道が平らになってきてホッとするが、よく見ると斜面を横切る道は緩やかな登りになっている。
先にも述べたようにこれがボディブローのように効いてくる。


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