三峰山、二ツ山、鉢伏山 ( 三峰山:1,887.8m、二ツ山:1,826.7m、鉢伏山:1,928.8m ) 2019.6.5 登山



【PHOTO & 記録 三峰山、二ツ山、鉢伏山 6】

二ツ山頂上には写真のような標識が立てられており、 三等三角点がその標識の足下、ササに隠れた場所に置かれている。

この頂上は枯れ木に囲まれていてあまり展望が良くなく、またよくよく見ると、 すぐ近くにここよりも高い所もあるように思われる。
また、休むのに適した場所もないので、すぐに先ほどの分岐へと戻ることにする。

11時39分に分岐に戻ってはみたものの、この周辺にも休むのに適した場所が見つからない。

仕方が無いので、さらに少し先に進むことにして小さなピークに登り着くも、やはり休むのに適した場所がない。
やむなく、さらに先へと進んでもう 1つの小さなピークに登り着くと、漸く石が積まれている場所が見つかったのでそこで休憩することにする。時刻は 11時48分。

なお、先ほどの二ツ山頂上から見たとき、今 小生が立っているピークの方が高く見えた次第。
三角点のある場所がその山の最高点では無い場合もあるので (例えば 平ヶ岳奥大日岳など)、 もしかしたら今 居るピークが本当の頂上ではないかと思われる。

この石が積んである場所には赤く塗られた木が何本か立てられており、 また頭を赤く塗った白いプラスチックの杭も置かれている。
よくは分からないが、阿弥陀岳の御小屋尾根などで見られる 財産区境界明認を行ったものなのかもしれない。
確かに、同じようなものを周囲のササ原の中にいくつも見ることができる。

なお、財産区というのは、市区町村の財産として市区町村の一部の山林を所有している、 法人格を有した特別地方公共団体。
そして、この財産区の設立は、市区町村合併の際に旧市区町村の利益をそのまま残すことを目的にしていることが多いとのことである。

この休憩場所からは 鉢伏山がよく見え、そこに至るまでの小ピーク、 そして山肌につけられた道筋もハッキリと見える。
そして何よりも惹き付けられるのは、先ほどの三峰山と同じく、ここからは木々の無いササに覆われたピークが続いていることである。

時間を考えると帰りがかなり苦しくなるが、こうなっては鉢伏山に行きたい気持ちが強くなる。
というよりもむしろ、鉢伏山に至るまでのササ原の中の道を楽しみたいという気持ちが強くなる。

幸い、今は日が長くなっているので、駐車場に戻る時間が 18時を過ぎても大丈夫であろうし、 また道も明瞭なので、明るいうちに三峰山を越えてしまえば何とかなるはずである。

ということで、無謀にも 鉢伏山に向かうことにする。

食事を済ませ、12時2分に出発。
ここからはまずササ原の斜面を下る。

一旦樹林帯に入り、その中を緩やかに登っていくと、 すぐに目の前にササに覆われた高みが見えてくる。
ササ原の斜面には道がハッキリと見えており、まるでゴルフ場のように毎日手入れがなされているかのようである。

ササ原の斜面をジグザグに登る。
食事後でスタミナが回復したのであろうか、あるいは周囲の環境が心を浮き立たせてくれるからだろうか、快調に足が進む。


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