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鳥居は鉢伏神社で、雨乞いの神様である鉢伏大権現を祀っている。 この鉢伏大権現は不思議な神様で、山の雪が解けて春ともなれば農耕の神様、水分 (みくまり) の神様となり、 雪の降る冬ともなれば山に帰って山の神になるといわれているらしい。 日照りに苦しむ麓の農民らが、この 鉢伏山山頂に集まり雨乞いをしたとの記録が残っているようで、 現在も、南北内田地区 (松本市、塩尻市) の役員が毎年6月にこの鉢伏大権現に参拝し農作物の豊作を祈念しているとのことである。 鳥居を潜り、石祠にお参りした後、13時19分、遊歩道を横切って南へと向かう。 |
こちらには諏訪湖を向いて並んでいる石造物群があるのだが、案内などないので、見過ごしてしまう人も多いようである。 その石造物群の前には 13時21分に到着。 |
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石碑に刻まれている文字の全部は読めないが、『 大龍王 』、
『 鉢伏山大権現 』、『 鉢伏太神 』、『 大日大聖不動明王 』 などの文字が読み取れる。 この他、石造物群の周囲に何本かの木の柱が立っている。 |
石造物群を後にして展望台へと向かい、ベンチに腰掛けて暫し休憩。 ここからは北アルプスがよく見えるはずであるが、
前回 (2016年2月)、
今回とも全く見ることができない。 この展望台の前では、数人のグループが食事中であった。 |
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さて、この後の行程を考えると気が滅入るし、 さらに心配なのが予報通り天候が回復しつつあることである。 天候回復は喜ばしいことではあるが、このまま暑くなると、水分補給がこれまで以上に必要になり、 そうなると持ってきた水だけで足りるのかという問題が生じるからである。 下方にある鉢伏山荘まで下りればこの問題は解決するのだが、できるだけ体力を温存したいという思いもあり、 少し悩んだ末、立ち寄らずにそのまま往路を戻ることにする。 13時40分に出発。 |
帰りは遊歩道から外れて鉢伏神社鳥居横を進み、 若山牧水・喜志子夫妻の歌碑経由で下る (そうすると三角点は飛ばすことになる)。 歌碑前を 13時34分に通過 (写真)。 なお、この山はレンゲツツジの群生地として有名なのだそうであるが、花期は 6月下旬から 7月上旬ということで、 今は全くレンゲツツジの花は見られない。 |
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