三峰山、二ツ山、鉢伏山 ( 三峰山:1,887.8m、二ツ山:1,826.7m、鉢伏山:1,928.8m ) 2019.6.5 登山



【PHOTO & 記録 三峰山、二ツ山、鉢伏山 1】

5月31日(金)の鎌倉散策本番 (その下見は こちらを参照) は、終日 曇り空であったために 富士山や箱根の山の展望は得られなかったものの、 特に問題も無く、無事に終えることができたのであった。
5月下旬になって 30℃を越える気温 (於 横浜) が続いたため、本番当日のコンディションを大変心配していたのだが、日頃の行いが良いのか、 本番は暑さを感じることなく、風も吹いてくれたお陰で、皆さん最後まで歩き切ることができて何よりであった。
参加人数も増えてきており (今回 募集 15名に対して 17名参加)、皆さん 次回 (12月。年2回実施している) への期待も大きいことから、 さらに楽しめるコースを選ぶべく、鎌倉研究 ? に勤しみたいと思う。

ということで、鎌倉散策本番を無事に終えたことで、 それまで左膝と右足首の痛み (両方とも完全に慢性化しつつある) の悪化を恐れて差し控えていた登山を再開することにする。
しかし、膝や足首の状態は相変わらずであるため、あまり厳しい山登り (特に下りが厳しい) は避けたいところであり、 また足への負担が小さいと思われる残雪の山はこの時期かなり限定的になってしまっていることから、ここは 『 登る 』 というよりも 『 歩く 』 ことに重きを置いた登山を試みることにする。

選んだ行き先は、『 美ヶ原高原ロングトレイル 』 の一部となる 三峰山 (みつみねやま)、二ツ山、鉢伏山
以前、鉢伏山に登った際に、下調べにてこの『 美ヶ原高原ロングトレイル 』 のことを知り、 木々の無いササ原の山々が続く視界の開けたこのコースをいつか歩いてみたいと思っていたので、真っ先に思いついた次第である。
そして何よりも、鉢伏山を除いて初めての山であること、そして初めてのコースであることが嬉しい。

6月5日(水)、朝 5時少し前に横浜の自宅を出発する。
本日のロングコースに備え、もう少し早く出発するつもりであったのだが、夜更かしに慣れてしまった身体には早い就寝は無理でなかなか眠れず、 結局 その分、予定した時間よりも遅く起きることになってしまった次第である。
いつも通り横浜ICから東名高速道下り線に入り、海老名JCTからは圏央道へと進んで北上し、八王子JCTにて中央自動車道に入る。
空は天気予報通り曇り空で、途中に見える南アルプスや 八ヶ岳の山々は少しボンヤリとしている。
予報では現地も曇りとなっているが、午後になると晴れとのことであり、そこに期待したいところである。

順調に車を進め、諏訪ICで高速道を下りる。
高速を下りてすぐの信号を左折して諏訪バイパスを北西へと進み、さらに 600m程進んだ先にある飯島の信号で右折して県道183号線を北上する。
上川を渡り、鳥居を潜るとやがて四賀桑原の丁字路に突き当たるので、そこを左折して国道20号線に入る。
暫く道なりに進み、中央本線の踏切を渡った後 1km程進んだところにある元町の交差点を右折して県道40号線に入れば、後は道なりで霧ヶ峰高原に至る。

山の中へと入って行き、霧ヶ峰高原の標識を見た後、ENEOSのガソリンスタンドの先、 霧ヶ峰高原 霧の駅のところで左折してビーナスライン (県道194号線) に入る。 ここから目的地の和田峠までは 1本道である。
擦れ違う車もほとんど無い道を順調に進み、やがて長和町に入って暫くすると、右手に 『 和田峠 農の駅 』 が見えてくるので、 その建物とは道路を挟んで反対側にある広場に車を駐める (恐らく、旧 和田峠国際スキー場の駐車場)
時刻は 7時25分。
駐車場には 3台ほど先客がおり、その車のグループは鷲ヶ峰方面に向かって出発するところであった。


身支度をして 7時32分に出発する。

かなり遅い出発となってしまったので、場合によっては二ツ山までとして 鉢伏山は断念せざるをえないかもしれない。

中山道へと合流する道を右に分け、ビーナスラインをさらに北へと進んでいくと、 やがて左手に 『 ← 中山道 』 と書かれた青い標識が現れる (写真)
そして、その標識の後ろには 『 信濃路自然歩道中信高原ルート 三峰山・美ヶ原』 と書かれた標識が立っている。
時刻は 7時35分。

標識に従って車道と分かれて旧中山道に入る。

ここからは山道となるものの、さすがに旧中山道、それなりに道幅もあって整備されている。
2度ほどビーナスラインを横切ると、林の中、草の絨毯が敷かれた林道のような道が続くようになる (写真)

その緑の絨毯を緩やかに登っていくと、やがて坂道の先に石碑などが見えるようになり、 登り着いたところが古峠 (ふるとうげ、和田峠) であった。時刻は 7時48分。

ここには案内標識の他、『 本尊大日大聖不動明王 』『 御嶽山坐王権現 』 (写真) と彫られた石碑、そして地蔵尊なども置かれていて、いかにも昔の峠という雰囲気である。
こういう場所は好みなので、かなり得をした気分になる。

なお、石碑に刻まれた文字から考えると、ここから 御嶽が見えると思われるのだが、 この日は雲が多く全く見ることができない。

また、親切にも、ここには 『 下諏訪中山道を守る会 』 が作成された 『 下諏訪宿〜和田峠 』 の地図が入ったポストも置かれており、折角なので 1枚戴くことにする。
地図は A4版の裏表カラー印刷で、当該区間の見所が写真入りで紹介されている立派なものである。

峠の周囲を少し歩き回った後、標識に従って旧中山道から分かれて右へと続く道に入る。 時刻は 7時51分。

ここからは本格的な山道となり、斜面を登っていく。
古峠に 『 クマの出没注意 』 との注意書きがあったので、少しビビり、背中のクマ鈴ができるだけ鳴るようにしながら登る。

すぐに傾斜は緩やかになるとともに、道は右にカーブしてカラマツの樹林帯へと入っていく。

緩やかに登り、ピークらしきところから今度は左にカーブして一旦下りに入るが、 下り着くと樹林帯を抜けて、その後、ササ原の広がる斜面の登りに入る。

右手はカラマツ (と思う) の林であるが、この登山道沿いには立ち枯れの木々が目立つ。

ササ原の中に木々が疎らに生えている斜面を登る。
傾斜はそれ程キツくないので、あまり息が上がることはない。

途中、振り返ると、雲の間に山の一部が見えている。
山頂の形が台形となっているようで、見えているのはその上底の一部と左の角の部分だけである。
富士山に違いないと喜んだのだが、 それにしては距離が近く、方角も東寄りなのでおかしい。

少し考えて、見えているのは 蓼科山の一部であることに気がつく。
しかし、雲の間に見えている部分はまさに 富士山そのもの、蓼科山が 諏訪富士と呼ばれているのも頷けるところである。

また、南東の方向には鷲ヶ峰が見えているのだが、 霧ヶ峰八ヶ岳、 南アルプスは雲に覆われていて全く見ることができない。



三峰山、二ツ山、鉢伏山 登山データ







登山日:2019.6.5 天候 : 曇りのち晴れ単独行 日帰り
登山路 : 和田峠 農の駅 駐車場−旧中山道入口−古峠(ふるとうげ)−和田山北峰− 三峰展望台分岐−三峰山−二ツ山−前二ツ山−鉢伏山−前二ツ山−二ツ山−三峰山−三峰展望台分岐−和田山北峰−古峠−旧中山道入口−和田峠 農の駅 駐車場
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT−(中央自動車道)−諏訪IC− (国道20号線:諏訪バイパス)−飯島−(県道183号線)−四賀桑原−(国道20号線)−元町−(県道40号線)−霧ヶ峰−(県道194号線:ビーナスライン)−和田峠 農の駅 駐車場 (車にて)
交通復路 : 和田峠 農の駅 駐車場−(ビーナスライン:県道194号線)−霧ヶ峰−(県道40号線)− 元町−(国道20号線)−四賀桑原−(県道183号線)−飯島−(諏訪バイパス:国道20号線)−諏訪IC−(中央高速道)−八王子JCT−相模原愛川IC−(県道52号線)− 相模原公園入口−(県道507号線)−相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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