鉢伏山 ( 鉢伏山:1,928.8m ) 2016.2.27 登山



【PHOTO & 記録 鉢伏山 1】

2月10日に 杓子山に登った後、 寒暖の差が大きい日が続いたためか、風邪気味になり、加えて花粉症の症状が出始めたことから、コンディション最悪の状況が暫く続くことになる。
この間、今年登った 丹沢山塊三ツ峠山、杓子山の雪はドンドン融けて最早 雪山という状況ではなくなってしまったようで、今後は雪を楽しめる山選びに苦労しそうである。
と思っていたら、ヤマレコに鉢伏山に登った記録がアップされ、しかも登山基地となる牛伏寺 (ごふくじ) までは ノーマルタイヤでも行けそうだということが分かったので早速登ることにする。

この鉢伏山は同じ形をした 鉢盛山とともに、 八ヶ岳や 北アルプスの山に登るたびに目に入ることが多く、また昨年登った 美ヶ原からはその真向かいに見えたことで、 少々気になる山であった。
そして、昨年 鉢盛山に登ったことで、次は鉢伏山と思って調べてみたところ、何と頂上直下まで車が入るとのことではないか。 そういうことではとても登る気にはなれず、雪で車が入れなくなる時期を待つことにしたのであった。
そして、今がその時期なのだが、一方で周辺に雪が多いと小生の車ではアプローチが難しいため、登るタイミングがなかなか掴めないでいたところ、 漸くチャンス到来となった次第である。

2月27日(土)、5時に自宅を出発する。空には星が瞬き、 本日は快晴のようだ (尤も、現地は直線にして 150km先だが・・・)
横浜ICから東名高速に乗り、海老名JCTから圏央道へと進み、八王子JCTにて中央道に入る。思った通り本日は快晴で、南アルプスの山々、特に 甲斐駒ヶ岳が朝日を浴びて美しい。
岡谷JCTからは長野自動車道に入り塩尻ICを目差す。ここからは北アルプスが見えるのを楽しみにしていたのだが、 山は薄いベールを被ったようにぼやけている。春霞かと思ったが、車載の温度計は マイナス1℃を示しているので 昼夜の温度差はそれ程ないはずである。この後どうなるのだろうと思いつつ塩尻ICで高速を下り、国道20号線を西へと進む。

すぐの桟敷の交差点にて右折し、県道63号線を北上する。 やがて南内田立石の交差点を右折することになるが、道自体は県道63号線のままである。
さらに暫く進んで行くと、右が牛伏寺であることを示す道路案内標識が現れ、さらには 『 → 牛伏寺駐車場 』 と書かれた看板が出てくるので、 そこを右折する (六道交差点)
暫く進むと道は二股に分かれるが、牛伏寺は左で、そこには案内板が立てられているので間違えることはない。静山荘を過ぎ、林の中を進んで行くと、 やがて牛伏川に架かる橋を渡って川沿いを進むようになる。
左手に牛伏寺の石門を見て暫く進むと、道は川と分かれてヘアピンカーブにて左手の斜面を登っていく。
もう 1つヘアピンカーブを過ぎると、やがて前方に石垣のような法面が現れて、行き止まりのような錯覚を覚えるが、 実はここが登山口のある駐車場である。道は緩やかに右に曲がっており、左側が広い駐車スペースになっているのである。
時刻は 7時31分。駐車場には千葉ナンバーの車が駐まっていたので、どうやら先行者がいるようである。


身支度をして 7時38分に出発。
駐車場の左奥から山に取り付くことになり、そこには 『 鉢伏山 5.7km 』 と書かれた標識が立っている。

道は駐車場の法面に沿って登るため、いきなりの急登となる。
しかも足下には落ち葉が敷き詰められていて少々滑りやすい。
そのためか、ここにはお助けロープが設置されている。

しかし、その距離はそれ程長くなく、先の方に獣よけの金網柵が見えてくると徐々に傾斜が緩み始め、 その後、道はその柵の右側を進むようになる。

道がほぼ平らになると、やがて左側の柵が直角に曲って道を横切った後、 さらに直角に曲がって先の方へと続くようになる。
その道を塞いでいる部分がゲートになっているので、チェーンを外して潜り、今度は柵を右側に見ながら進む。

やがて、柵は右へと曲がっていき、道もそれに伴って右へと曲がる。
途中、倒木が道を塞ぐ所もあるが何とか通り抜けて進んで行くと、柵は左へと曲がった後、再び右へと曲がる。

柵との間を少し空けつつも、柵と並行して進む。
やがて、その柵に先程と同じようなゲートが現れた。
柵の中にも踏み跡らしきものが見えたので、先程 柵に入らずに中を突っ切る手もあったのかもしれない。

この時点で柵は左から右へと下る斜面を横切るようになっており、 道はやがて柵と離れてその左側斜面を登るようになる。

溝状になった所が道と思われたのでそこを進もうとしたところ、 少し先で溝は倒木に塞がれてしまっている。
仕方なく、その溝を横切ってさらに先へと進み、薄い踏み跡を見つけて斜面をジグザグに登り、漸く塞がれていた溝の上部に登り着く。
この辺は薄い踏み跡が多くあり、少々迷うところでもある。

溝の上部に出ると、溝から少し離れた場所ある木にペンキ印を見つけてホッとする。
ここからはピンクテープ、赤ペンキが頻繁に続くようになり、さらには鉢伏山を示す標識も現れる。
しかし、できれば先程の柵から離れて斜面を登るようになる所に目印を付けて欲しいものである。

ミズナラなどが多く見られる樹林帯の中、目印を追ってドンドン進む。
この辺は道も明瞭、加えて傾斜も緩やかである。

落ち葉を踏みしめながらピンクテープや赤ペンキを追っていくと、 やがて道は右に下る斜面を横切って進むようになる。

その途中、送電鉄塔の番号を表す 『 信濃東信線 No.38、No.39 』 と書かれた標識が見えてきたかと思うと、 登山道左手の斜面に赤ペンキで 『 ← 入口 』 とか 『 ← ムライ入口 』 と書かれた木が数本現れる。

そして、そちらの斜面を見上げると、赤ペンキ印やピンクテープが続いているのだが、 方向的に少々おかしい。
一方で、今 歩いている道の前方を見ると、そこに 1本だけ生えている白樺の木に赤テープが二重に巻いてあるのが見える。

かなり迷ったが、基本的に東に進むのが正しいと考え、 そのまま真っ直ぐ進むことにする。



鉢伏山 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2016.2.27 天候 : 晴れ時々曇り 単独行 日帰り
登山路:牛伏寺駐車場−獣除けゲート−フランス式階段工経由の道分岐−ブナノキ権現− 車道−鉢伏小屋−鉢伏山・前鉢伏山分岐−鉢伏山(三角点)−鉢伏神社−展望台−石造物群−鉢伏山(三角点)−鉢伏山・前鉢伏山分岐−前鉢伏山−鉢伏山・前鉢伏山分岐− 鉢伏山荘−車道−ブナノキ権現−フランス式階段工経由の道分岐−地獄谷石切場−地獄谷−長野県松本建設事務所小屋(松建小屋)−フランス式階段工−牛伏寺砂防ダム− 牛伏寺−牛伏寺駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT− (中央自動車道)−岡谷JCT−(長野自動車道)−塩尻IC−(国道20号線)−桟敷−(県道63号線)−六道交差点−牛伏寺駐車場 (車にて)
交通復路:牛伏寺駐車場−牛伏寺入口−(県道63号線)−桟敷−(国道20号線)−塩尻IC− (中央自動車道)−勝沼IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)− 塚場−(県道63号線)−葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原−下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)− 上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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