鉢伏山 ( 鉢伏山:1,928.8m ) 2016.2.27 登山



【PHOTO & 記録 鉢伏山 2】

道選びは正解だったようで、 やがて右下の谷の部分が詰まってきた所で、道は右に曲がって右の尾根へと進んでいく。
この辺も道は明瞭であるが、一方で倒木や落ちてきた枝が五月蝿いところが頻繁に出てくる。

小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいくと、道はヤセ尾根に変わるが、 足下はしっかりしている。

なお、途中 右手下方 樹林越しに街並みが見えたが、松本市街であろう。

やがて雪の斜面のトラバースが現れる。
少し足を踏み入れてみると、雪は結構 固い。アイゼン無しでも行けそうな気がしたが、滑ってしまえば左下へと転落してしまう。
どうしようかと迷っていると、前方から犬を連れた方がやって来た。
斜面を横切る道は狭いため、こちら側で待つことにし、その間を利用してチェーンスパイクを装着することにする。

やって来た方とは簡単な挨拶しか交わさなかったのだが、 登山者のようには見えなかったので 先の千葉ナンバーの車の方とは違うようである。
と思っていたら、右の斜面上部から猟銃を担いだ方が下ってきた。その後 2人は話をしていたので、やはり地元の方だったようである。

固い雪の上を進む。やはりチェーンスパイクがあると安心である。

意外と長い雪道のトラバースを過ぎ、朝日を正面に見ながら斜面を登っていくと、 やがて足下に雪が全く見られなくなったため、仕方なくチェーンスパイクを外す。

雪のない落ち葉の道を黙々と登っていくと、久々に鉢伏山を示す標識が現れ、 その少し先で道はヤセ尾根に変わり、少し進むと急登になる。
ここは太陽に向かって登る。ここにもお助けロープが設置されている。

急登を終えると道は再び緩やかな登りとなって、周辺にはササ、 そして残雪が見られるようになる。
そして、途中から完全に雪の斜面になるが、アイゼン等は不要である。

雪の斜面を登り終えると、足下の雪は無くなって道は少し下りに入る。
下った所からは フランス式階段工経由にて牛伏寺へと下る道が右に分岐している。時刻は 9時18分。

そしてそこから少し進めば ブナノキ権現で、ここには大きなブナノキがあり、 その根元に石碑が 2つ置かれている。

大きい石碑の方には 『 大山祇命 』(おおやまつみのみこと) と彫られているが、 これは山をつかさどる神様である。

このブナノキ権現から道は左に曲がり、その後、 コメツガ (と思う) の林の縁を登っていく。
ここは日が当たりにくいためか、足下には凍結した雪が残っている。

踏み場所を考えながら慎重に登り、やがて林を抜けると、 車道に飛び出すことになる。
漸く高ボッチから続く車道に合流である。時刻は 9時25分。
但し、登山道は車道まで進まずにその手前を左に曲がることになる。

雪の残るササ原を進んで行くと、再び車道の縁に飛び出すが、 すぐにまた林の中に入ることになる。
林への入口にはピンクテープなどの目印がある。

このような車道への飛び出しと登山道という組み合わせがこの後も続く。


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