鉢伏山 ( 鉢伏山:1,928.8m ) 2016.2.27 登山



【PHOTO & 記録 鉢伏山 7】

この復路では、見落とすこと無く登山道を全て歩く。
やはり、今朝ほどの車道歩きはかなりの遠回りだったようである。
途中 振り返れば、鉢伏山がそのまん丸な頂上を見せている。

牛伏寺へと下る道の取り付きには 12時4分に戻り着く。
凍結した雪の斜面を慎重に下り、ブナノキ権現には 12時7分に到着する。

ブナノキ権現のすぐ先にある分岐からは、 左に道を取って フランス式階段工経由にて牛伏寺を目差す。
このコースは牛伏寺まで 3.4kmとのことで、今朝ほど辿ってきた道よりも 0.5km程長いようである。

この道の出だしは良く整備されているものの (写真)、 尾根を下って谷側に入る頃から少し荒れ気味になる。
しかし、道は明瞭であり、足下の雪も疎らであるため、問題なく進んで行くことができる。

道はやがて鯉のぼり (真鯉 1匹) が泳いでいる 台地状の場所に下り着く。時刻は 12時14分。
傍らにある手書きの標識には 『 地獄谷石切り場 』 とあり、確かに左側斜面の方には 石碑かと思うような石が転がっている。
これから向かう フランス式階段工は川底に石が敷き詰められていると聞くが、ここから切り出した石を使用したのかもしれない。

また、ここは西側の展望が開けており、 松本カントリークラブと思しきゴルフ場と市街地がうっすらと見えている。
しかし、先程の鉢伏山と同様、ここからも北アルプスは全く見えない。

なかなか見応えのあるシナノキを所々に見ながら落ち葉の斜面を下る。
途中 ロープが道の脇に張られていたりするが、この辺は歩きやすい。

しかし、『 牛伏寺 3.1km 』 の標識を見て斜面をジグザグに下るようになると、 すぐに足下は雪の道に変わる。
雪は凍ってはいないものの少し固く、急斜面を横切って下るので、再びチェーンスパイクを装着することにする。

道は谷筋の北側斜面を下る時には雪が多いものの、 途中、南側斜面を下るようになると、雪が全く無くなる。
しかし、道はすぐにまた北側斜面に移り、暫し雪の道が続くようになり、チェーンスパイクがその効力を発揮する。

途中、周囲をブルーシートに覆われた小さな囲いが現れ、 その横には 『 使ってますゥ 』 と書かれた木札が架かっていた。
中を覗かなかったため確かでは無いが、この近辺で作業する方のための簡易トイレだったのかもしれない。

ここまでは まあまあの道が続いていたものの、 『 牛伏寺 2.7km 』 の標識を見てからは少々道が荒れ始める。
朽ちかけたような丸太の階段、そして雪の斜面、さらには倒木が多く見られるようになるのである。

それでもまだ何とかクリアできる状況なので、逆にそれを楽しみながら下って行く。


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