しかし、倒木はさらに先にも現れ、結局、再び川の縁に戻ることになる。 | |
このように大変苦労したが、漸く試練も終わったようで、 そこから少し下って行くと前方に小屋が見えてきてホッとする (写真)。 小屋は長野県松本建設事務所になっており、松建小屋と呼ばれているらしい。
時刻は 13時29分。 その後、川を渡ってすぐに渡り返し、さらにもう一度渡って左岸を進む。 |
|
やがて、右岸にキャンプ場が見える頃になると、道の状態もやや落ち着き、
観光客の姿をチラホラ見かけるようになる。 先程までの川に、人力によって自然石を積み上げた階段状の水路が造られており、 それが延長 141メートル、19段の段差となって続いているのである。 | |
さらに下って、このフランス式階段流路の解説が掲げられている場所に到着する。 人工物にはあまり興味がないのだが、この階段流路が 100年前に、 しかも人力だけで作られたこと、そして、今もその役割を十分果たしており、しかも自然と調和していることに驚かされる。 やがて道は観光者用駐車場を過ぎ、橋を渡った所から完全に車道となる。 | |
車道は全く問題ないが、驚くのは右手の斜面、
そして左手の牛伏川周辺に多くの倒木が見られることである。 と思っていたら、その後、木を倒したのは雨氷による重みの所為だと知る。 やがて前方に水面が半分凍った牛伏寺砂防ダムが現れ、 その後 樹林帯に入ると、今度は読経の声が聞こえてくる。 | |
牛伏寺が近いに違いないと思っていると、すぐに前方右手に小さなお堂が現れた。牛堂である。 時刻は 13時56分。 折角なので牛伏寺に立ち寄ることにする。 写真は杉の参道。前方左手に六地蔵が見えている。 |
|
写真は 観音堂。なかなか立派な寺である。 再び車道へと戻り、駐車場には 14時12分に戻り着く。 本日は念願叶って鉢伏山に登ることができて嬉しかったものの、
展望に恵まれなかったのは少々残念である。 先にも述べたように、いつかは鉢伏山と三峰山とを繋ぐ美ヶ原高原ロングトレイル (の一部) にも挑戦してみたいところである。 |
鉢伏山 1、  鉢伏山 2、   鉢伏山 3、  鉢伏山 4、   鉢伏山 5、  鉢伏山 6、   鉢伏山 7、  鉢伏山 8、   鉢伏山 9  もご覧下さい。