三峰山、二ツ山、鉢伏山 ( 三峰山:1,887.8m、二ツ山:1,826.7m、鉢伏山:1,928.8m ) 2019.6.5 登山



【PHOTO & 記録 三峰山、二ツ山、鉢伏山 11】

それでも何とか足を進めていくと、途中、樹林越しに三峰山がチラリと見える。 しかし、思いの外 遠く、しかも高い。
これを見た途端気力が萎え始める。

『 三峰山 1.8km 』 の標識を 16時16分に通過、 ここから登りの傾斜がキツくなり始める。
息絶え絶えになりながらも何とか登り続け、『 三峰山 1.2km 』 の標識を 16時35分に通過。
しかしここからも登り、そしてアップダウンが続き、歩みが完全に牛歩ペースとなる。
吹く風が心地よいのが唯一の救いである。

再び三峰山が見えるようになり、その急斜面につけられたジグザグの登山道が見通せるようになると、 ドッと疲れが出て体力の限界を感じる。
仕方が無いので 10分ほどの休憩を行う。水も残り少なくなっており、飲み干したいという欲求を抑えて少しずつノドに流し込む。

本日はこんなに暑くなるとは思っていなかったので、合計 2リットルの水しか持参しなかったのだが、 もう 1本購入しておくべきであった。
何と言っても、気温など、数値的にはもう夏なのである。

体力も厳しい状況であるが、もう一つ、恐ろしいものが耳に入る。
雷鳴が聞こえてきたのである。
途中で見た 美ヶ原方面は、 後方の空がかなり黒かったが、その雲がこちらに近づいてきているのかもしれない。

一方で、太陽はしっかりと輝いているので訳が分からない。
青天の霹靂ということになれなければよいが・・・。

それにしても三峰山への登りはキツい。
無論、最後の急斜面をジグザグ登ることも辛そうであるが、それよりも前衛にあるいくつかの小ピークの登りが辛い。

立ち止まっては上を見上げるという動作を続け、 牛歩にて進み、何とかササ原斜面の手前に辿り着く。

さすがにこのまま登るのは辛いので、ここでも 5分ほど休憩し、残り少ない水を口にする。

少し休んだことが良かったのか、 一番恐れていた急斜面の登りは、ジグザグの振幅が良く考えて作られているため意外と楽で、何とか登り続けることができ、17時42分、 三峰山の頂上に辿り着いたのであった。

疲労困憊であるため体力を回復すべく、最後の水を飲み切るとともに、アミノバイタルも一緒に流し込む。
頂上を吹き抜ける風が心地よい。

ありがたいことに雷鳴はもう聞こえないが、 美ヶ原方面にはまだ上空に雲がある。

周囲を見渡せば、北、中央、南のアルプスは見えないものの、美ヶ原蓼科山がよく見える。
二ツ山、鉢伏山は夕日の位置により、シルエット状態である。
また、今朝ほどは気づかなかった諏訪湖も見えている。


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