三峰山、二ツ山、鉢伏山 ( 三峰山:1,887.8m、二ツ山:1,826.7m、鉢伏山:1,928.8m ) 2019.6.5 登山



【PHOTO & 記録 三峰山、二ツ山、鉢伏山 4】

思った通り、北アルプスはその片鱗さえも見ることができず、 御嶽も同じ状態、 そして中央アルプスはボンヤリながらも見ることができるものの、南アルプスは全く見えない。

と思ったら、嬉しいことに、休憩中に一瞬だけ 甲斐駒ヶ岳 (左)北岳が雲の合間にチラリと見えたのであった (写真)

また、南東にある 霧ヶ峰は何とか確認できるが、その後方の 八ヶ岳は うっすらとシルエット状になって辛うじて見えるという状況で、今や 蓼科山は雲の中である。

それでもこの三峰山までのササ原歩きで気分が高揚しており、あまり失望感はない。

9時16分、二ツ山を目指して先へと進む。

頂上をさらに西へと進んで少し下り、途中から標識に従って左に曲がって斜面を下る。
岩場が少し続き (写真)、その後再びササ原の斜面へと変わるが、かなりの急斜面をジグザグに下って行くことになる。

下り終えて斜面を見上げれば、垂直とも思われるような急斜面で、帰りの登り返しを思うと、気が滅入る。

さて、ここからは先ほどまでの優美なササ原のプロムナードとは打って変わり、 本格的な山道が続くようになる。
周囲に樹林が多くなるとともに、下り斜面がドンドン続き、これまた帰りにここを登り返さねばならないことを思って少しゾッとする。

途中、左手を見ると、三峰山の斜面に大きなガレ場が見える。
東から見た三峰山とは全く雰囲気が違う感じである。

紅紫色のミツバツツジ ? が咲く場所を過ぎると、完全に樹林帯に入り、 道は小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいく。

道は明瞭であり、また所々に立派な標識が立っていて安心感を与えてくれる。

しかし、その標識を見るとまだかなり距離があり、 例えば 三峰山から 1.8km進んだ時点で 『 二ツ山 3.9km 』『 鉢伏山 8.2km 』 という状況である。

この距離を見て、 鉢伏山までの往復は無理かもしれないと思うようになる。

やがて、山の斜面を横切る道が続くようになる。
また、道は山襞に忠実に沿っているため、これがやたらと長い。

それでも、ほぼ平らなのでこれはありがたいと思っていたのだが、帰りにここを通ってみると、 微妙に登りになっていて (つまり今は道が緩やかに下っている)、帰りにはこれがボディブローのように効いてきたのであった。

往路ではそんなことに全く気づかず (というか、そこまで考えが及ばず)、 快調に足が進む。

展望の無い樹林帯が長く続く中、たまに樹林の間から茶臼山や 美ヶ原が見えるようになる。
美ヶ原を覆う雲は少しずつ消え始めているようである。

ほぼ平らな道 (実は緩やかな下り) に足が進む。
しかし、急斜面を横切っている道であるため、右下へと落ち込む斜面は急角度、足を滑らせたらかなり下まで転げ落ちてしまうので油断は禁物である。

斜面を横切る道が長く続くことに少し嫌気が差し始めた頃、小さなピークへの登りが現れる。
状況が変わるのではと少し期待を持ったものの、登り着いた所には何も無く、少し下った後はまた斜面を横切る道が続く。


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