横岳 (杣添尾根) ( 横岳 奥ノ院:2,829m ) 2015.3.31 登山



【PHOTO & 記録 横岳 (杣添尾根) 1】

3月26日(木)に大菩薩嶺近くの 倉掛山に登ったばかりであるが、 天気予報によれば、向こう 2週間ほど雨模様の日が続くとのことから、その中で数少ない快晴となりそうな 3月31日(火)に山に行くことにした。
行き先は八ヶ岳の横岳。 ルートは杣添尾根 (そまぞえおね) のピストンである。
この杣添尾根は、かねてから残雪期に登ってみたいと思っていたルートであるが、ノーマルタイヤでは登山口までのアプローチがなかなか難しく、 ようやく道路の雪が無くなった今、チャンスが巡ってきたという次第である。

朝、4時過ぎに横浜の自宅を出発する。空には星が瞬いているが、若干雲も多い。
横浜ICから東名高速道下り線に乗り、圏央道経由にて中央高速道へと進む。途中、霧が発生し、さらには笹子トンネル、日影トンネルを抜けても、 南アルプスはよく見えず、少々先行きが心配になる。
しかし、甲府南ICに近づく頃には 北岳間ノ岳もよく見えるようになり、 やがて甲斐駒ヶ岳もハッキリと見えてくる。
しかしである、肝心の八ヶ岳が全く見えない。韮崎ICを過ぎ、八ヶ岳連峰を紹介する標示板の横を過ぎても、 先の方はベールに包まれたような状態で、八ヶ岳の影も形も無いのである。
本日はどうなってしまうのだろうと思いながら、長坂ICで高速を下りる。

県道32号線を東に進み、五町田交差点で左折して県道28号線に入る。 暫く道なりに進み、清里トンネル東の丁字路を左折して国道141号線を北上する。この間、八ヶ岳は全く見えず、 雲が山を覆ってしまっている。
野辺山駅を過ぎ、カーディラーを左に見た後、左手に 『 ← 八ヶ岳高原ロッジ 』 の看板を見てそこを左折する。
広々とした畑の中を進むと、すぐに一時停止のある十字路となるのでそこを左折する。上空には青空が広がっているが、 前方に見えるはずの八ヶ岳は雲の中である。
ため息をつきながら車を進めていくと、何と 前方の雲が右の方から流れ始め、 天狗岳、 硫黄岳、横岳方面が姿を現そうとしているではないか。 これで少し希望が湧いてくる。さらに雲が消えていくことを祈りながら車を進める。

やがて、八ヶ岳高原海ノ口自然郷の入口となり、石畳のような道を進む。
八ヶ岳高原ロッジを右に見て、そのすぐ先で左への道に入る。この辺は別荘地帯。雪も多く残っており、道の左右には除雪した雪が積まれている。 但し、路面凍結は無い。
やがて丁字路にぶつかるので、そこを右折すると、道の左側、積まれた雪の中に登山届のポストが立っており、 そのすぐ先の道路右側に、雪に囲まれた駐車スペースが現れる。時刻は 6時29分。


写真は、上述した様に、国道141号線から分かれ、八ヶ岳高原海ノ口自然郷へと向かう途中、 雲が流れて姿を現し始めた 八ヶ岳方面。
写真左側、今まさに雲の中から姿を現そうとしているのが横岳。
その右側 (写真 中央 左寄り) の山が硫黄岳で、さらに右の真白き山が根石岳、そして 天狗岳である (写真を拡大すると、大きく見えている東天狗の左後方に西天狗も見えている)

意気消沈しながら登山口へと向かっていただけに、この光景が見えた時、 思わず車を駐めてカメラを向けてしまった次第。
この後、さらに雲が流れ、八ヶ岳全体が見える様になることを祈りつつ、登山口へと向かう。

身支度を調えた後、一旦 登山届のポストに向かい、登山届を投函する。
正規の登山道は、このポストの所から林の中に入っていくのだが、雪が多そうなので車の所へ戻り、 駐車スペースの向かい側から登山道と平行するように出ている車道を進む (写真)。時刻は 6時38分。

左への脇道を 1本見た後、丁字路にぶつかる。
一応左に曲がって登山道の続きはないかと探してみたが見つからない。 仕方無く、丁字路に戻って少し右方に進むと、すぐに今までと同じ方向に延びている、 路上に雪が沢山残っている車道が見つかったので、そちらの方に進む。

雪の車道を暫く進むと、再び丁字路にぶつかって雪の無い車道に出ることになり、 そこを左へと進む。2本ほど左への脇道を見た後、前方の樹林の向こうに横岳方面が見えてくる。
やがて、左に 3本目の脇道が現れたのでそちらを見ると、少し入った所に登山道の入口 (写真) が見えたのだった。 ようやく正規の道に合流である。時刻は 6時51分。
噂通り、この別荘地は込み入っていて分かりにくい。

林に入り、どなたかの別荘の脇を進んで行く。
林の中は雪が多く、そこかしこに踏み抜いた穴が残っている。穴は踏み跡の左右に多いので、踏み跡を外さないように進む。
駐車場出発時、車載の温度計は 2℃。日中は暖かくなるようなので、帰りが心配である。

標識に従って林の中を進んで行くと、やがて樹林を抜け、 少し登って北沢の流れが下方に見える場所に出る。時刻は 7時1分。
ここからは横岳方面がよく見え、白い峰が後方の青い空に映えている。
テンションがグッと上がる。
ありがたいことに、いつの間にか天候は完全に回復したようで、横岳周辺に雲は全く見えない。

ここで道が 2つに分かれる。
雪に覆われた遊歩道のような道と、沢沿いを進む山道らしき道に分かれるのだが、山道の方は雪がなかったので、 雪の上に足跡が残る遊歩道を進むことにする (写真)

ここで今後のことを考え、10本爪アイゼンを装着し、7時11分に出発。
朝の寒さで締まっている雪の上を進んでいくと、やがて雪の林道にぶつかり、そこを標識に従って左折する。
すぐに橋が見え、その後方には日の光に輝く横岳が見えている。

橋を渡ると右に東屋が現れる。時刻は 7時18分。
ここからは東屋の前にある池の縁を回って、右手にある山の方へと進むことになる。
なお、標識は樹林の横に置かれていたのだが、そこからは入らずに、その右横にある林道のような道を進む。
すぐに右側に樹林帯への入口が現れ、そこから長い樹林の中の登りが始まる。



横岳 (杣添尾根) 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2015.3.31 天候 : 快晴 単独行 日帰り
登山路:海ノ口自然郷横岳登山口−東屋−沢の木橋−枯れ木帯−杣添尾根分岐− 三叉峰−奥ノ院−杣添尾根分岐−石尊峰−杣添尾根分岐−枯れ木帯−沢の木橋−東屋−海ノ口自然郷横岳登山口
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)− 八王子JCT−(中央高速道)−長坂IC−(県道32号線)−五町田−(県道28号線)−清里トンネル東−(国道141号線)− 八ヶ岳高原ロッジ入口−(一般道)−八ヶ岳高原海ノ口自然郷入口−(別荘地内 一般道)−海ノ口自然郷横岳登山口 駐車スペース (車にて)
交通復路:海ノ口自然郷横岳登山口 駐車スペース−(別荘地内 一般道)−八ヶ岳高原海ノ口自然郷入口− (一般道)−八ヶ岳高原ロッジ入口−(国道141号線)−須玉IC−(中央自動車道)−相模湖IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木− (国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)− 塚場−(県道63号線)− 葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原− 下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口 −(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)− 中央林間−鶴間二丁目 −瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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