横岳 (杣添尾根) ( 横岳 奥ノ院:2,829m ) 2015.3.31 登山



【PHOTO & 記録 横岳 (杣添尾根) 9】

そしてこちらは 富士山
やはり富士山の姿は素晴らしく、靄の上に浮かぶ姿に、カメラを何回も向けずにいられない。
また、先にも述べた様に、富士山の前を 御坂山塊が横切っている。
富士山の左斜面下方に見える御坂山塊の山は、 先日登った節刀ヶ岳

富士山の右には 毛無山を始めとする天子山地が見えている。
写真は中央が毛無山。その左に雨ヶ岳が見え、その左側、写真の左端に 竜ヶ岳が見えている。

毛無山のさらに右には 櫛形山が見え、 その手前から辻山などの南アルプスが始まっている。
そして赤岳が目の前に大きい。

この 360度の大展望に、登りの疲れも吹き飛ぶ。

三叉峰の上で食事をした後、10時54分、奥ノ院へと向かう。
その際、ストックのままでも問題ないと思われたが、稜線上であることを考え、ピッケルに持ち帰る。

一旦、三叉峰からグッと下り、無名峰との間の鞍部を進む。
ここで、硫黄岳の方から縦走してきた若者と擦れ違う。本日、山中で初めて人に出会ったことになる。

この辺には全く雪が無く、岩ザクの道となる。すぐに登りとなり、 できるだけ雪の上を進む様にしながら高度を上げていく。
最後は雪の斜面となって無名峰に到着。

無名峰からは再び岩場を下り、岩ザクの鞍部を通過した後、雪の斜面を登ることになる。
雪の斜面を少し登ると鉄梯子が現れ (写真)、その後再び雪の斜面を短く進む。すると、短い鉄梯子がもう 1つ現れ、 そこを登ると奥ノ院であった。時刻は 11時9分。
ここまで危険な箇所は無いが、右手の杣添川北沢へと落ち込む斜面は急であり、高度感を十分に感じさせてくれる。

この奥ノ院からは、三叉峰では見えなかった 蓼科山北横岳が見える他、 硫黄岳の広々とした頂上、そしてそのジョウゴ沢火口を見ることができる。

写真は蓼科山方面。
蓼科山の後方に見えている白き山々は、白馬三山。

また、山頂西側下方には大同心、小同心が鎌首をもたげた様に空中に突き出ているのが見える。

写真 はその大同心。高度感有る様子に足がすくむ。

東側を見れば、登って来た杣添尾根が見えている。
さらに先を見れば、県界尾根、真教寺尾根も見える。
真教寺尾根は登り専用として数回登り、県界尾根は下り専用として 2回ほど利用しているが、そんな中、今回、杣添尾根を登ることができ、 大変満足である。
但し、杣添尾根は無雪期に登るのは苦しかろう。展望の無い樹林帯があまりにも長すぎる。



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