シラビソの林を進む。 展望は全くと言って良い程無く、雪の上を黙々と登っていくのみである。 | |
展望の無い登りが続く中、左手樹林越しに
金峰山がチラリと見える。 やがて、尾根がかなり狭くなり、先の方の樹林の間から青空が垣間見えるようになったので、
樹林を抜け出せるとの期待感を抱かせる。 |
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気が付けば、尾根もいつの間にか広くなっている。まだまだ先は長い様である。 時々の急登に息を切らせつつ登っていくが、いくら登っても開けた場所には出ず、 少しずつ疲れが増してくる。 なお、樹林帯の中は日の光が差し込んで明るく、上を見上げれば青空が覗いている。 今朝程のことを考えれば、奇跡とも思える回復状況であり、早く樹林を抜けて展望を得たいという気持ちが強くなる。 | |
やがて、樹林の密度も少しずつ疎になり始め、左手樹林越しに
富士山が見える様になる。 |
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少し進むと、樹林が一旦切れて、頂上にダケカンバが 1本立っている雪のマウンドが現れる。 | |
写真はその
富士山方面。 また、金ヶ岳の左側に続く稜線は、小さな高みを 2つほど経てから一旦大きく下り、 その後、弓形を描く様にして再び尖った高みへと上っているが、その尖った高みは恐らく曲岳と思われる。 |
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