この日、
日向山とその先にある鞍掛山を目指して登ったものの、
昨日までの 3日間降り続いた雨は山では雪だったようで、予想外の積雪、そして全く踏み跡のない状態に驚き、
結局 日向山のピストン登山に終わってしまった (日向山再登山参照)。
日向山登山口の矢立石に戻ってきたのが 9時55分。このまま家に戻ったのでは、ここまで掛かった高速代に見合わない気がする。
そこで近場の山をもう 1つ登ってやろうと考えた。しかし、一番近いと思われる
雨乞岳は積雪がかなりあることが予想されるし、
誰も踏み跡を残していないに違いない。
甘利山や
櫛形山も頭に浮かんだが、
林道の状況が心配である。
天狗山や
御座山も考えたが、
いつもいつも登ったことがある山ばかりというのも芸がない。
といったように車の中で暫く悩んだ挙げ句、ふと頭に浮かんだのが、
信州峠とそこが登山口になっている山のことである。
信州峠はここからそう遠くないはずであるし、信州峠から登れるその山は、それほどハードな山ではなかったはず ということで、
信州峠へと向かうことにした。
早速、カーナビに信州峠を目的地としてセットし、出発。
この矢立石からは約 1時間の距離とのこと。11時頃から登れるのであれば、理想的である。
しかし、登ろうとする山の名が思い出せない。カーナビをスクロールすれば良かったのだが、そのうち思い出すだろうと思い、山を下ったのだった。
往路をそのまま戻って須玉IC近く、141号線まで行き、そこを左折。そして少し進んで、西川橋西詰で右折し、増富鉱泉を目指す。
道なりにかなりの時間進んでいくと、やがて増富小学校を右に見た後、丁字路となった。
右は増富鉱泉だが、ここは左に曲がって塩川ダム、そして立派な鹿鳴峡大橋を渡り、さらに道なりに進む。
やがて黒森となり、右手に瑞牆山が見えてくる。
ここまで来れば、以前、瑞牆山と御座山を 1日で登った際に通った道である。
信州峠は近い。
車道脇には雪が残っているが、一部を除いて道路上には雪が無い。
やがて、信州峠到着。そこに横尾山登山口と書かれているのを見て驚いた。
車を運転中に、守屋山という名が浮かび、完全に登る山は守屋山と思い込んでいたからである。
信州峠の駐車スペースには車が 2台を駐まっており、
そのうちの 1台の横には下山してきたばかりの様子のご夫婦がおられた。
少し話をすると、途中で雪が多くなり、頂上まで行かずに引き返してきたとのこと。
しかし、後から団体が来たから、彼らはきっと頂上まで行ったことでしょうとのことであった。これはラッキーと思いながら、
身支度をして 11時6分出発。