甘利山 千頭星山( 千頭星山:2,138.5m ) 2007.10.28 登山



【PHOTO & 記録 甘利山 千頭星山 1】

10月28日、前日の台風 20号の通過を受け、台風一過の快晴を期待して山に行くことにした。
行き先は北八ヶ岳。ピラタスロープウェイ山麓駅に車を駐めて登り始め、北横岳、縞枯山などの北八ヶ岳を楽しんでこようという目論見である。
当日、期待通り早朝の空には星と月が輝き、快晴間違いなしの状況。楽しい登山を期待しつつ、いつものように国道 16号線を経て八王子ICから中央自動車道に乗る。
ところがである、長い笹子トンネルを抜け勝沼ICが近づくと、目の前に拡がり出した南アルプスの様子がおかしい。 そう、山々の頂がやけに白いのである。
もしかしたら昨日の台風は山頂に雪をもたらしたのかと思いつつ、さらに先に進むと、やがて見えてきた (南)八ヶ岳も頂上付近は真っ白である。
これはまずいと思いながら、3,000m近くは雪が降ったのだろうと自分に言い聞かせながらさらに進むと、 八ヶ岳が近づくに連れて山腹付近まで雪が積もっていることが判明したのであった。
これは失敗した。秋空のもとの登山を考えていたので、登山靴は 3シーズン用、スパッツもない。 新雪がどれくらい積もっているのか不明だが、人が踏みならしたコースならともかく、この状況であれば、 もしかしたらロープウェイ山麓駅からの登山道は小生が最初になる可能性もある。
また、北横岳付近もどれくらい積もっているかも不明で、不安が募ってくる。

それでも何とかなろうかと先に進んだのだが、今度は小淵沢ICを過ぎると完全に霧の中、視界が悪い。
諏訪南ICで高速を降り、左に折れて原村へ向かう段になっても周囲は霧であまり視界が利かない。恐らく、暫く経てば霧は晴れるのであろうが、 しかしこうなると雪山装備が不十分であることと相まって、完全に北八ヶ岳登山への登高意欲は薄れてしまったのであった。
登頂断念の決断をして引き返す。
再び諏訪南ICから中央高速に乗って甲府の方に戻りながら、代替となる山を頭の中で模索し始めたものの、なかなか良い山が浮かばず、 トイレ休憩を兼ねて双葉SAで車を駐め、暫し考えた。やはり、以前登った山はなるべく避けたいところである。
トイレに向かうべく、車を下りてふと見上げると、西の方向に 鳳凰三山の頂が見える。
その瞬間、千頭星山、そして甘利山という名前が頭に浮かんだのであった。甘利山は 入笠山と同じく、 頂上直下まで車で行けるため、冬期の登山を考えていたのであるが、今日は良いチャンスかもしれない。
心配事項としては手元に地図がないことであるが、なんとかなるであろうと思い、早速向かうことにした。

ナビを甘利山に設定し、指示通り甲府昭和ICで高速を降り、甘利山に向かう。
ナビに従い、国道20号線を進み、船山橋北詰で左折。道なりに進むと、やがて舗装されてはいるがやや狭い林道に入り、 そのまま辿ると甘利山直下、広河原の駐車場であった。
幸い、こちら側には雪は降らなかったようで、何の問題もない状況であった。また、途中、もっと手前で車を駐め、 少しでも登山する距離を稼ごうと思ったのだが、なかなか駐車スペースが見つからず、そうこうしているうちに広河原に到着してしまった次第である。

ところで、早朝にも拘わらず、この甘利山へ続く道路で 10台近い車とすれ違うことになった。 大変不思議であったが、後から考えると、夜明けの 富士山 を写真に納めるべく早朝に甘利山に登っていた人たちであろうと思われる。
ということで、広河原出発が 8時1分。だいぶ遅いスタートとなった。


上述のように、北八ヶ岳の代替としてどこの山に登るべきか思案すべく双葉SAに車を駐めて外に出てみると、 快晴の空に浮かぶ月の下に、冠雪した 鳳凰三山や辻山が見えた。
この時、パッと頭に浮かんだ山が千頭星山と、そこに登るための甘利山経由のコースである。
当然、登山地図は持っていないものの、確か甘利山 − 千頭星山は一本道であり、迷うことがないはずである。 心配なのは、登山口に到達するまでの林道の積雪状況であるが、その場合はその時点で考えることとし、 とにかく行ってみることにしてナビを甘利山にセットしたのであった。

キチンと舗装された林道には全く雪は見あたらず、 快調に車を進め、7時53分に広河原の駐車場に到着。
この時間ではさすがに遅いのであろう、車が数台既に駐まっており、また上述のように途中、下山する車とも 10台近くすれ違う状況であった。
慌てて身支度を調え、駐車場を出発する (8時1分)
駐車場からは樹林の間に八ヶ岳が見え、 その白い頂に本日の目的地変更が正しいことを確認したのであった。

また、駐車場は北東が大きく開けており、そこから 金峰山を始めとする 奥秩父の山々を見ることができたのだった。
金峰山もかなり冠雪しているようであり、昨日の台風は山にかなりの変化をもたらしたようである。
また山岳事故が起きなければよいが との心配が頭を過ぎる。
ツツジ苑の小屋を右に見て、ロープに囲まれた緩やかな斜面を登る。

この山はレンゲツツジが咲き誇ることで有名で、 シーズン中には観光客でかなり混雑すると聞く。
従って、登山道もロープを張ってキチンと区分けすることが必要なのであろう。登山をする者にとっては公園を歩いているようで少々興ざめであるが、 自然保護の観点からは致し方ないところである。

少し登って振り返れば、木々の上方に 八ヶ岳が見える。 雲一つ無い青空が嬉しい。

道は緩やか。
公園の中の散策という感じであるが、木々は自然林であり、雰囲気はよい。また、太陽の光も柔らかく、 この状況で北八ヶ岳に登れなかったことがやや悔やまれる。
左手に東屋が見え、その向こうの展望が期待できそうであったが、帰りに寄ることにして先を急ぐ。



甘利山 千頭星山登山データ

上記登山のデータ登山日:2007.10.28 天候:快晴単独行日帰り
登山路:広河原駐車場−甘利山−奥甘利山−御所山分岐−千頭星山−御所山分岐−御所山−御所山分岐−甘利山−三角点−広河原駐車場
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道)−諏訪南IC−(中央高速道)−甲府昭和IC−(国道20号線)−船山橋−広河原駐車場 (車にて)
交通復路:広河原駐車場−船山橋−(国道20号線)−甲府昭和IC−(中央自動車道)−八王子IC−(国道16号線)−瀬谷 (車にて)

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