甘利山 千頭星山( 千頭星山:2,138.5m ) 2007.10.28 登山



【PHOTO & 記録 甘利山 千頭星山 5】

再び千頭星山頂上に戻り、そのまま往路を戻る。
ササ原の台地への下り斜面で、下に広がるササ原の広がりと、その向こうに見える奥秩父の山々の姿を堪能した。
写真では少々小さいが、正面が 金峰山国師ヶ岳、 左に瑞牆山、 そして少し離れて御座山といったところか。
金峰山・国師ヶ岳の右は、 和名倉山唐松尾山、 そして大菩薩嶺といったところであろう。

そしてササ原の台地を戻る段階では、 何と言っても鳳凰三山である。
少々ルール違反だが、登山道を外れてササ原の中に入り込み、鳳凰三山の写真を撮ろうとしたが、 なかなか良い場所が見つからない。
結局あきらめざるをえなかったのだったが、茶色に染まった木々、緑のササ、そしてその向こうに白く輝く山 という構図は、 見るものを魅了する。

さて、このまま駐車場に下ってしまったのでは面白くない。
鳳凰三山の姿をもっと見たいということで、 御所山・青木鉱泉への分岐 (10時24分通過) から御所山を目指すことにした。
しかし、鳳凰三山とほぼ平行に道は進むものの、一向に視界は開けない。
場所によっては完全に鳳凰三山とは反対側の斜面を下ることとなり、少々焦る。
道の方は結構踏まれており、明確であるが、恐らくこの時期この道を通る者はほとんどいないであろう。
熊でも出てこないかと少々ビクつきながら進んだのであった。

途中、 『 青木のお湯が待っている 』(記憶が定かではないが・・) と書かれた標識に出会ったが、 青木鉱泉から鳳凰三山を縦走し、 千頭星山、御所山経由にて青木鉱泉に戻るルートは、本格的に山をやる人たちにとって一つの定番なのであろう。
その言葉を見て思わず微笑んでしまった。

黙々と歩き続けること 30分。木々の間に僅かながら 甲斐駒ヶ岳が見えてきた。
これは得をしたなと思ったら、その先すぐに御所山頂上であった (10時53分着)

御所山頂上は、登山道の通過点に過ぎないような場所ではあったが、そこから先はかなりの下りが待っており、 まあ納得といったところである。
周囲は樹林に覆われて視界が利かない状態であるものの、この時期、木々は皆葉を落としており、木々の間から 鳳凰三山甲斐駒ヶ岳 をどうにか見ることができたのであった。

この頂上もあまり居心地は良くなく、ほとんど休まずに来た道を引き返すことにした。




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