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八ヶ岳と
富士山の間、
つまり南西方面を見やれば、南アルプスの連なりが良く見える。
まず目立つのが甲斐駒ヶ岳。
先ほどまで、その手前にある日向山にいたのだが、
霞んでしまってどの山か分からない。
甲斐駒ヶ岳の左後ろには真っ白な
仙丈ヶ岳、
その左にはアサヨ峰、そして真っ白な北岳、
鳳凰三山へと繋がっている。 |
先ほど述べたように、
腰を下ろす場所もないので、景観を楽しんだ後、先を目指す。
カヤトの原に立てられた標識には、横尾山 50分とある。ということは、すぐそこの高みではなく、
やはりそこから繋がる山のどれかということになる。
雪の上に足跡は 2つほど。ということは、これは登山口でお会いしたご夫婦の足跡ということになり、
休んでいる団体は頂上に行っていないことになる。
振り返って下を見下ろせば、カヤトの原の向こうに
金峰山が大きい。
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カヤトの原に登り着くまでに気になっていた高みに登ると、先にさらに高みが見える。
その高みの後ろには八ヶ岳が見事である。
雪の上の足跡はまだ続いている。どこまで行ったのだろうと思っていると、
突然 足跡がなくなってしまった。
吹きさらしの尾根になると、雪の量もかなり多くなり、場所によっては腰近くまで潜ってしまう。
これではご夫婦が途中で引き返すされたのもやむを得ない。 |
で、小生であるが、ここで引き返したら、
十枚山、
日向山に続いて 3連敗ということになってしまう。
幸い、尾根道なので道筋は何とかなりそうだ ということで先を目指すことにした。
雪の少ないところを選んで進む。それでも膝上まで潜る。
雪の上をいい加減に進んだので、本来の道をはずれ、かなり植物を踏んでしまった気がする。
申し訳ない。 | |
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雪との格闘が続く。
また、ピークがかなりあり、ここが頂上と思っても先があるというパターンが続く。
特に苦労したのは、大岩が積み重なっている場所で、雪が岩と岩との隙間を隠しており、何回かそこに足を踏み入れてしまったことである。
ただ、ありがたいことに、細い尾根上の道なので、道を迷うことは無い。
また、上を見れば青空が広がっているのも大変心強い。 |