十枚山( 十枚山:1,719m ) 2008.03.16 登山



【PHOTO & 記録 十枚山 1】

1月4日に 三ツ峠山 (未だ未報告) に登って以来、 2ヶ月以上も山とはご無沙汰状態である。
原因は色々あるのだが、仕事が忙しかったのと、その仕事のために精神的になかなか落ち着くことができなかったことが主な原因である。
とは言っても、そんな状態が永遠に続くわけではなく、この 3月16日、久々に山に行ける物理的環境が整ったのに加えて、 山に行きたいという気持ちの高揚が重なり、目出度く山行とあいなったのであった。

目指した山は、安部奥、十枚山。久々の山であるためあまり高い山は無理と思い、 低いながらも魅力的な展望を持つ山として、この山を選んだ次第である。
この山は、山梨県側および静岡県側の両方から登れるのだが、ネットで調べたところ、山梨側は残雪が多く苦労する可能性が考えられたため、 少々遠回りではあるものの静岡側から登ることにしたのであった。
アプローチの道順は、八紘嶺山伏に登った際と同様、 まずは梅ヶ島温泉へと向かう道を進むことになる。
朝 4時過ぎに横浜の自宅を出発。すぐに横浜ICから東名高速道に乗り、清水ICを目指す。天候は快晴。久々の登山に心が弾む。

ナビに従って、清水ICから静清バイパスに入り、千代田上土ICで一般道に降り、 麻機街道を経て安倍川沿いの道を梅ヶ島温泉に向かう。 梅ヶ島中・小学校を左に見て、橋を渡ったところで、左に続く梅ヶ島温泉への道には入らず直進する。すぐに関の沢の集落だが、 道が細く、少々面食らう。
対向車が来ないことを祈りながら、道を進んで行くと、所々に十枚山への標識が現れ、何となく安心する。
やがて、道がヘアピンのように曲がって中の段の集落へと登っていく手前左に駐車スペースが見つかった。そのヘアピンカーブのところには、 『 関係者以外立ち入り禁止 』 の標識も立てられている。先にも進めるようだったが、 ここは自粛してカーブ手前のスペースに車を駐める。 時刻は 6時50分。身支度をして出発する。


ヘアピン状態の続く車道を登っていく。
車道と車道の間には茶畑が作られており、いかにも静岡県という感じである。
高度を上げて行くに連れて、西の方にスッキリとした山並みが見えてきた。全く山名は分からないが、 方角から言ったらアツラ沢の頭などの 毛無尾根かもしれない。

それにしても久々の登山であり、傾斜のある車道歩きで少々息が上がる。

所々に、車道横の茶畑斜面を横切る道が見えるので、 ショートカットすべくそこに入ろうと思ったが、その道が正解との確信が抱けないため、そのまま車道を進む。
すると道が左にカーブするところに、登山口の標識が見えてきた。 ショートカットしていたら道に迷うところだったと思いながら、車道を離れ雑木林の斜面に入る。

しかしである、暫くジグザグに登っていったところで、またまた元の車道に飛び出してしまった。 確かに登山道に入ったことで歩く距離を短縮したことにはなったが、やや興ざめである。

車道を黙々と進む。道路沿いには民家があるが、人が住んでいないところもあるようだ。
車道は大きく蛇行しているので、茶畑の斜面を横切る道が羨ましい。そこで思い切って茶畑の中を進むことにした。 これは正解だったようで、かなりのショートカットとなる。
再び車道に出て、先を急ぐ。民家の軒先の梅が満開である。少々遅い春といったところか。
舗装された車道もやがて未舗装道路に変わり、杉林の中に入ることとなる。

杉林に入って 1分強で登山口に着いた。
写真のような十枚山登山口の標識の他、『 熊出没注意 ! 』 の黄色い看板が大きく目立つ。

ここからは、薄暗い杉林の中を登ることとなる。花粉症の小生にとって、明日の鼻の具合が心配である。
道は明瞭であり、この辺では全く雪も見られない。この杉林はずっと上まで続くことになる。
しかし、よくもまあこれだけ大規模に植林したものだ と感心してしまう。

傾斜はさほど急ではなく、あまり苦しくない。

15分ほど登ったであろうか、太陽の光がこの杉林にも当たるようになり、 杉林の雰囲気がガラリと変わる。
やがて、道は緩やかになり、幅の広い尾根の道のようになる。
この先何かあるぞと 思っていたら、案の定分岐点であった。



十枚山登山データ

上記登山のデータ登山日:2008.03.16 天候:快晴単独行日帰り
登山路:中ノ段手前駐車スペース−登山口−直登コース分岐−水場−十枚峠−天津山(途中敗退)−十枚峠−十枚山−直登コース分岐−登山口−中ノ段手前駐車スペース
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−清水IC−(静清バイパス)−千代田上土IC−(県道29号線)−梅ヶ島中・小学校−関の沢−中ノ段手前駐車スペース (車にて)
交通復路:中ノ段手前駐車スペース−関の沢−梅ヶ島中・小学校−(県道29号線)−千代田上土IC−清水IC−(東名高速道)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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