十枚山( 十枚山:1,719m ) 2008.03.16 登山



【PHOTO & 記録 十枚山 3】

いくつかの、あまり雰囲気の良くない谷を越えていくと、やがて雪が足下に見られるようになってきた。但し、量は少ない。
また、途中、右手の樹林越しに大きな山容が見られたが、あれは天津山 (下十枚山) であろうか。

道は再び杉林となって少々驚かされるが、やがてそれも自然林に変わり、 明るい日差しが全体を覆う中、林を抜けて展望に良い斜面に飛び出した。

そしてササ原の中を少し登ると、 登り着いたところが、雪に覆われた十枚峠であった。(9時21分着)
暖かい日差しのもと、ここは大変気持ちが良い。
この峠から右に進めば、下十枚山と言われる天津山に至る。その方角を見やれば、鈍角の頂上を持つ山が、雪の斜面を見せている。
まっすぐ進んで林を下れば、山梨側の登山口である成島に至るが、雪の上の踏み跡は薄く、こちら側は雪が多いためなのか、 この時期あまり登られていないようであった。
そして左に進めば、十枚山。ササ原に付けられた道が、何とも魅力的である。

そして後ろを振り返れば、丘のように見えるアツラ沢の頭を中心とした尾根の向こうに、南アルプスの山々の連なりが見える。
特に目立つのは、正面に黒々として大きな山容を見せている大無間山。
小生にとって近寄り難い、遠い山である。

さて、ここからはまず天津山 (下十枚山) に向かう。
雪の上に付けられた足跡はたった一つ。
あまり登られていないのかなと思いつつ、足跡を辿る。初めての山であり、1人とは言え先達がいるのはありがたい。

雪は存外に深く、所々では、膝までズボッと入ってしまうことがあり、 苦労する。

途中、左手、樹林越しに富士山が見えた。 是非、遮るもの無しに富士山を見たいと思い、踏み跡からはずれて、樹林の縁まで行ってみたところ、 ありがたいことに雲海に浮かぶ富士山の姿をハッキリ捉えることができたのであった。
やはり富士山の姿を見ると嬉しい。
再び踏み跡の所まで戻り、先を目指す。



十枚山 1、  十枚山 2、  十枚山 3、   十枚山 4、  十枚山 5、  十枚山 6 もご覧下さい。

百名山以外の山に戻る   ホームページに戻る