横岳 (杣添尾根) ( 横岳 奥ノ院:2,829m ) 2015.3.31 登山



【PHOTO & 記録 横岳 (杣添尾根) 4】

周囲の景色を楽しみつつ登っていくと、やがて両サイドの木々は無くなり、 目の前には雪の高みがあるのみとなる。
その後方には青空が広がっていて、そこに登り着けば展望が大きく広がることを期待させる。

そして、9時33分、その雪の高みに登り着くと、 予想通り大きく展望が開けたのだった。
まず目の前にはこれから目指す三叉峰 (さんしゃほう) がデンと構えており、 その右には無名峰、そして横岳 (奥ノ院) が見える。

そして、三叉峰に向かって、これから辿らねばならないルートがハッキリ見えている。
まずは目の前の雪の尾根を登って小さなマウンドを越える必要があるが、その後も雪の尾根がずっと三叉峰へと向かって続く。
そして、途中からハイマツ帯に入るが、その中を縫う様にして雪道がつけられており、最後に雪のない三叉峰の岩峰が待っている。
まだまだ先は長い。

三叉峰の左には石尊峰があり、そこからグッと下った稜線は 赤岳に向かって再び急激に登っている。
赤岳頂上には頂上山荘も見えている。

それにしても、赤岳の東側、 頂上直下はまさに垂直の壁である。
実際には、そこに県界尾根ルートが通っているのだから垂直ということはないのだろうが、 下から見上げている所為もあって、とても人が登れる様には思えない。
青空に屹立する、その勇姿に思わず息を飲む。

この高みにて少し休憩しながら周囲を見渡す。
赤岳の左奥には三ツ頭、 そして後方には南アルプスが見えている。
そして、南アルプスの左には毛無山、 雨ヶ岳が霞の中に浮かび、その左に 富士山が美しい姿を見せている。
富士山の手前に並ぶ 御坂山塊は霞の中でうっすらとしか見えない。

富士山の左には、 少し間を空けて奥秩父の山々がズラリと並んでおり、先に述べた様に 金峰山から三宝山まで見知った山々が続いている。
さらにそこから左に大きく目を移動させれば、東北東の方向に 御座山が見えている (写真 中央 左寄りの山)

また、三宝山から 御座山に至る迄の稜線の後方には、 武甲山 (写真 右から 1/4程の所にうっすらと見える小さな三角形)両神山 (写真 左後方のギザギザの山容の山) も確認できる。

また、写真 中央に見える山は高天原山 (別名 ショナミノ頭、蟻ヶ峯。 日航機墜落事故のあった御巣鷹の尾根を有す) で、その左側、両神山の右手前に見えている山が大蛇倉山。
その高天原山の手前下方には、御陵山 (おみはかやま)天狗山、男山がこちらの方に向かって、 ほぼ一直線に並んでいるのが見える。

御座山の左には、 霞み気味ながら男体山太郎山奥白根山などの日光の山々が見え、 さらに左方に武尊山至仏山平ヶ岳などの山々も見えている。
その左に上越の山々が続いた後、浅間山が見え、 すこし間を空けて四阿山、 根子岳が見えている。
素晴らしい展望に時を忘れて見入ってしまうが、先程述べた様に、まだ先は長い。

写真は、浅間山方面。
浅間山、前掛山の左には 黒斑山、 篭ノ登山などが続き、その後方には横手山、 岩菅山も見えている。
そしてさらに左には四阿山、根子岳 (写真 左端) が見えている。



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