小太郎山 ( 小太郎山:2,725.4m 縦走中の最高点は 小太郎分岐:約 2,845m) 2017.9.5 登山



【PHOTO & 記録 小太郎山 6】

そしてさらに左、北西の方向を見やれば、 仙丈ヶ岳がドッシリとした姿を見せている。
また、良く目を凝らせば、仙丈ヶ岳の右手後方には北アルプス、そして左手後方には中央アルプスが見えており、 この素晴らしい景色にテンションがますます上がる。

しかし、このことが失敗に繋がってしまった。
周辺に人が多かったこともあり、またテンションが上がった勢いで、そのまま小太郎尾根に足を踏み入れてしまったのである。
先程までの登りでヘバリ気味だったことを考えると、この分岐で食糧、水分を補給すべきであった。

道の方は下りから始まる。
木々のない岩とハイマツの尾根は展望が素晴らしく、上記で述べた山の他、 八ヶ岳蓼科山鳳凰三山 地蔵岳のオベリスクがかなり迫り上がってきている) などの山々を見ることができる。

写真は 八ヶ岳方面。
写真中央やや右の一番高い峰が主峰の 赤岳で、その左に 横岳、そしてドッシリとした 阿弥陀岳が続く。
横岳の左に続くはずの 硫黄岳は阿弥陀岳の陰に隠れているようである。
さらに左側、高みが二つ並んでいるように見えるのが 東天狗岳、西天狗岳である。

さらには、 鳳凰三山の後方に広がる雲海の上には 小川山金峰山国師ヶ岳・北奥千丈岳といった 奥秩父の山々が島のように浮かんでいる。

写真中央、赤抜沢ノ頭へと続く稜線上に見えている突起物が 地蔵岳のオベリスク。
オベリスクの左後方には 金峰山が見え、右後方には国師ヶ岳・北奥千丈岳が見えている。
また、高嶺の左後方に見えているのは小川山と思われる。

甲斐駒ヶ岳を正面に見ながらの下りが続く。
この小太郎山への道は地図上では破線になっているが、道は明瞭で、所々に青テープ、そしてペンキ印も見られる。

かなり下っていくと、小太郎山からの登山者と擦れ違う。
この時間、前日に 北岳に登り、 北岳肩ノ小屋などに泊まった方が、ついでに小太郎山を往復しているようで、小生が小太郎山の頂上に着くまでに 5人程と擦れ違う。
しかし、北岳へと向かうメインルートに比べれば、かなり人数は少ない。

また、この辺は二重山稜になっていて、道は左側 (西側) の稜線を下って行く。

下り斜面は一旦緩やかな道へと変わるが、 その先で岩場の短い下りに入り、その後また緩やかになる。
その緩やかになった道は、ハイマツ帯の左手を進んだ後、岩場の先から急斜面の下りとなる。

ここからの急斜面は砂礫が多く滑りやすい。
慎重に斜面を下り終えると、また歩き易い稜線上の道が続く。

なお、二重山稜はここで終了となっている。

この辺の展望は素晴らしく、よくよく見れば、 鋸岳の左方に横岳、そして先日登った 白岩岳も見えている。

八ヶ岳もさらに良く見えるようになり、 赤岳の左に 横岳、そして 阿弥陀岳が続き、さらに左には 東西の天狗岳、そして縞枯山、 北横岳蓼科山も確認できる。

写真は鋸岳 (中央)、白岩岳方面。
鋸岳の左後方には編笠山が見え、そこからグッと下った先にオムスビ型をした横岳が見えている。
そして、横岳の右後方には台形をした白岩岳が見えている。



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