小太郎山 ( 小太郎山:2,725.4m 縦走中の最高点は 小太郎分岐:約 2,845m) 2017.9.5 登山



【PHOTO & 記録 小太郎山 1】

7月19日に 天狗岩、奥千丈岳等に登ったものの、 その後、家のリフォーム完了に伴う引越、そして引越後の荷物の整理に追われてしまい、さらには引越疲れが溜まったところに天候不順が続いたことで体調を崩し、 とうとう 8月の山行はゼロに終わってしまった。
漸く体調の方は回復したものの、それでも背中と肩がかなり重く感じられるため行きつけの整体治療院に行ったところ、 背中がカチカチの状態で指が入らない程だそうで、年を取ったら 1ヶ月に 1回ほどは整体に通った方が良いとのアドバイスまで戴く始末。
当然、この 1ヶ月半ほどは運動不足に陥っており、一方で食欲は一向に衰えないことから、自分でも腹の肉が邪魔だとハッキリ感じるようになってしまい、 何とかせねばと焦りを覚える。

ということで、体調も回復した現在、リハビリを兼ねて山に行くチャンスを窺っていたのだが、 今度は天候の方がスッキリしない。
そんな中、漸く 9月5日は秋雨前線も少しおとなしくなり、晴れ間が出そうだとのことなので、早速 山に出かけることにする。
さて行き先であるが、ここは是非とも 南アルプスか 北アルプスに登りたいところである。
しかし、1ヶ月半ぶりの山であることから少し不安もある訳で、あまり山奥に入り込むのは無謀と考え、 最終的に南アルプスの小太郎山に登ることにする。

小太郎山は 北岳から北に派生する尾根 (小太郎尾根) 上にあり、北岳に登る度に気になっていた山なのであるが、 一般的にこの小太郎山だけを目差すことはないようで、小生も近くに日本第二の高峰があるのを無視して、 この山だけに登ることに少々抵抗を覚えていた次第である。
無論、健脚な方は日帰りにて 北岳とともにこの小太郎山にも登っているのだが、 小生の今の体力では日帰りにて二兎を追うことはとても無理なため、リハビリを兼ねた登山であるならば小太郎山だけに登るのも “ あり ” と自分を納得させての選択である。

9月5日(火)、2時40分に横浜の自宅を出発する。
前日の雨の名残か、空には雲が多く、星は全く見えない状態であるが、ここは天気予報を信じるしかない。
いつも通り横浜ICより東名高速道 (下り線) に乗り、海老名JCTからは圏央道へと進んで、 八王子JCTにて中央自動車道に入る。
空模様は相変わらずの状態の中、甲府昭和ICにて高速を下り、国道20号線を長野方面へと進む。
暫く国道を進んだ後、竜王立体手前から側道を進んで左折し県道20号線に入る。後は目差す芦安まで道なりである。

芦安の第三駐車場には 4時58分に到着。車内で朝食を食べ、乗合タクシー乗り場へと進む。
平日にも拘わらず、駐車場は 6〜7割程埋まっており、タクシー乗り場にも既に 20人近くの登山者が並んでいる。
本日は小太郎山と決めているので、あまり慌てず、自ら 4番目のタクシーを選んで乗る。
出発時、相変わらず空には雲が多く先行きに不安を覚えたものの、広河原へと進むに連れて少しずつ青空が広がり始め、 さらには林道途中にて青空をバックにした 北岳間ノ岳が見えたので不安が一気に吹き飛ぶ。


広河原到着は 6時14分。
トイレなどを済ませて 6時26分に出発する。

ゲートを過ぎ、少し進むと左手に 北岳の姿が見えてくる (写真)
先程 林道から見たとおり、その後方には青空が広がっているが、稜線の背後に薄い雲が見えているのが少々気になるところである。

吊橋を渡り、広河原山荘の横を通って山に取り付く。

かなりゆっくりの出発であったため、小生の後ろにはあまり人が居らず、 前方に数人の登山者がいるのみである。

久々の登山とあって体力が心配であったのだが、意外と足が進み、数人を追い抜く。
しかし、後から考えると、これは久々の登山であるためにアドレナリンが多く分泌されていただけのようである。

樹林の中を緩やかに登っていくと、 登山道上に水の流れが現れ、さらに進んで行くと、白根御池分岐点に到着する。時刻は 6時47分。

帰りはいつも通り、草スベリ、白根御池小屋経由にてここまで戻ってくる予定であるが、 まずは真っ直ぐ進んで大樺沢二俣を目差す。

水の流れに沿って樹林帯を進む。
この道は 5回ほど歩いているのでもう慣れたものである。

やがて、樹林が切れて再び 北岳が見えるようになる。
背景にうっすらと雲が流れているものの、本日はほぼ天気予報通りで、久々に山頂からの展望も期待できそうである。

また、振り返れば、 高嶺 (たかね)、 赤薙沢ノ頭が良く見えている。

写真 中央やや右の山が高嶺。
左側の高みが赤薙沢ノ頭で、高嶺との鞍部が白鳳峠。

木橋にて沢を渡ると、 今度はすぐに鉄パイプの橋を渡ることになる。
ここからは 北岳の他、 その左下の八本歯ノコルも見ることができる。

このパイプ橋付近からは暫くの間 北岳を見続けることができるが、やがて道は樹林帯に入り、また展望の無い登りが続くようになる。

小さな岩がゴロゴロした道を登っていくと、道は少し下って再び沢を横切った後、 またまた登りが続く。
歩き始めてから 1時間以上経っており、この辺から少し疲れを感じ始める。懸念した通りスタミナ不足のようである。

7時40分に 『 二俣・チップ制公衆トイレ 約1時間 』 と書かれた標識を過ぎ、その後すぐに河原に飛び出して鉄パイプ製の橋を渡る。

少し登って振り返れば、 高嶺の右後方に白き花崗岩が目立つ赤抜沢ノ頭も見えている。



小太郎山 登山データ







登山日:2017.9.5 天候 : 快晴後曇り単独行 日帰り
登山路 : 広河原−白根御池分岐−大樺沢二俣−(右俣コース)−草スベリ合流点−小太郎分岐点− 小太郎山−小太郎分岐点−草スベリ分岐点−白根御池小屋−白根御池分岐−広河原
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−八王子JCT−(中央自動車道)− 甲府昭和IC−(国道20号線)−竜王立体−(県道20号線)−芦安 第三駐車場−(車にて) 芦安−(乗合タクシー)−広河原
交通復路 : 広河原−(バス)−芦安−芦安第三駐車場−(県道20号線)−竜王立体−(国道20号線)− 甲府昭和IC−(中央自動車道)−相模湖IC−(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場− (県道508号線)−塚場−(県道63号線)−葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原−下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口− (県道507号線)−相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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