道はハイマツの中を進むようになり、 さらにその先で樹林帯に入る。 樹林帯の中は風が遮られているので、倒木に腰掛けて 5分程休憩する。 ノドの渇きを癒やし、 菓子パンを 1つ食して少し元気が出たところで出発。 樹林帯とは言え、木の生える密度は低く、時折 右手が開けて
鳳凰三山が見える。 | |
やがて、 道は本格的なシラビソの樹林帯に入る。 この樹林帯を登り続けるのかと思ったら、樹林帯はそれ程長く続かず、
すぐに岩とハイマツの道を登っていくようになる。 |
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振り返れば再び 北岳が良く見える。 驚いたことに、ここから見る
北岳は、今まで見えなかった西へと下る尾根が見えるようになっており
(途中に中白根沢ノ頭が見える)、ドッシリと根を大きく張った堂々たる姿に変わっている。 | |
そして、前を向けば、 ハイマツの海の向こうに前小太郎山が見えてくる。 ハイマツ帯を抜け、岩場を登る。 ただ、その小さな標識には 2,646mと書かれている。しかし、これは間違いであろう。 |
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目的の小太郎山はまだ先であるが、 鳳凰三山方面に雲がかかりつつあることもあって、 ここで周囲の山々をジックリと眺めることにする。 まずは正面にこれから登る小太郎山が見え、頂上標識も確認できる。 小太郎山の右後方には 甲斐駒ヶ岳が見え、 その右斜面下方には摩利支天があり、摩利支天の手前には美しい三角形の アサヨ峰が見えている。 | |
アサヨ峰の右には ミヨシノ頭、早川尾根ノ頭が見え、
さらに赤薙沢ノ頭、高嶺、
地蔵岳オベリスク、赤抜沢ノ頭、そして
観音岳が続く。 |
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