道はこのままずっと右俣を詰めていくのかと思っていたところ、 残念ながら気持ちの良い景色とは分かれ、途中から道は右に曲がって林の中に入っていく。 しかし、樹林帯に入っても所々で展望が開けるので結構 楽しませてくれる。 | |
道は急斜面をジグザグに登っていく。 先に述べたように、こちらのコースは遅い時間ならば北岳肩ノ小屋を目差す人が使うことが考えられるものの、
今の時間帯に登りに使う人はほとんどいないと思っていたのだが、やがて下方から足の速い若者 2人がやって来た。 |
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と思っていたら、今度は 7、8人程の若者が登って来た。 一方、小生の方はやはり運動不足がたたってペースが上がらない。 天候の方は快晴といっても良い状況で、直接日差しが照りつけてくるが、 ジリジリという状況ではなく、秋の日差しの柔らかさが感じられる。 ダケカンバの林の中を進む。時折 上方に稜線が見えるがまだまだ遠い。 | |
やがて、
北岳を好く見通せる場所に到着する。 休むのであればこちらであったと悔やんだものの、 このコースは初めてなのでこれは致し方ないところである。 ここは台地状の広場に岩が点在しており (写真)、
休憩にはもってこいの場所である。 |
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また、斜面を見上げれば、樹林の他、草地が続いている箇所があり、 もう少し早い時期であればこの辺は見事なお花畑になることが想像される。 ただ残念なのは、登山道右手に鹿除けの柵が立てられていることで、 植生保護のため致し方ないとは言え、少々興ざめである。 道はその柵に沿って登っていく。 | |
少し高度を上げて振り返れば、赤抜沢ノ頭から
高嶺へと続く稜線の後方に
地蔵岳のオベリスクと思しき突起が見えている。 写真では分かりにくいが、写真左方のほぼ平らな稜線中央付近に少し見えている突起が地蔵岳のオベリスクである。 |
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