草の斜面の先には稜線が見え、 その後方には青空が広がっているので、“もう少し” と自分を叱咤しながら登り続ける。 かなり高度を上げてきたので、足下が少し危うい中、振り返ると、何と
北岳の左、
ボーコン沢ノ頭から池山吊尾根へと続く斜面の後方に
富士山が見えるではないか。 | |
富士山を見て少し元気を貰い、
喘ぎつつも登り続けていくと、漸く正規の道に合流する。 |
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そして、10時13分、漸く稜線に到着。 右手の小スペースへと進むと、 甲斐駒ヶ岳の姿が目に飛び込んでくる。 甲斐駒ヶ岳は花崗岩によるクリーム色の山肌が雪のようで素晴らしいのだが、
こちらからは本峰に加えて東峰も見えるため頂上が意外と横に広い。 | |
また、
甲斐駒ヶ岳の右下方には摩利支天が見え、
その左手前には アサヨ峰が見えている。 写真は、その小スペースから見上げた 北岳方面。 |
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なお、 ここには 『 小太郎分岐点 』 と書かれた、標示板部分が二つに折れてしまっている標識があるのだが、ここよりさらに 北岳方面へと登ると 『 小太郎山分岐点 』 と書かれた標識が立っているはずである (前回 北岳に登った際に確認済み)。 ただ、わざわざその 『 小太郎山分岐点 』 まで進まずとも、
ここからも小太郎山に行ける訳で、壊れかけた標識の所からハイマツ帯の中を進んで、稜線の反対側 (北側) に出る。 | |
まずは目差す小太郎山、
そしてそこまで続く小太郎尾根を一望することができるようになる。 また、先にも述べたように、甲斐駒ヶ岳の左には駒津峰が続くが、 さらにその左に双児山が続き、双児山の後方には 鋸岳が見えている。 甲斐駒ヶ岳 (写真 中央奥) の左手前下方に見えている山が小太郎山。 |
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