小太郎山 ( 小太郎山:2,725.4m 縦走中の最高点は 小太郎分岐:約 2,845m) 2017.9.5 登山



【PHOTO & 記録 小太郎山 4】

道は再びダケカンバが目立つ樹林帯に入るが、 その樹林帯もそう長くは続かず、道は草の斜面の真下に出る。
この斜面も 7月頃は見事なお花畑になることであろう。

振り返れば、 高嶺、赤抜沢ノ頭 (その後方に 地蔵岳観音岳、薬師岳、 そして辻山と続く稜線が見え、さらには目を凝らすと、赤抜沢ノ頭と 観音岳との鞍部後方にうっすらとドーム型の山が見えている。
恐らく 7月に登った 国師ヶ岳、北奥千丈岳と思われるがどうであろう。

丸太の階段を登っていくと小さなベンチがあり、 そこを過ぎると、道は草の斜面をジグザグに登っていくことになる。

北岳も良く見え、 気持ちの良い場所であるが、大樺二俣から長く続く登りは身体に応える。

再び樹林の中を進んだ後、 樹林を飛び出せば、道は斜面を横切るようにして高度を上げていく。
前方に今度は 八ヶ岳が見えてくる (写真)

八ヶ岳の下方は雲に覆われているものの、 赤岳阿弥陀岳の頂上付近に雲は全く無いので、 あちらも好展望を得ていることであろう。
本日は、久々に展望を得られる天気となり嬉しい限りである。

やがて、道は白根御池から登ってくる草スベリと合流する。
時刻は 9時57分。

ここからは右手に鹿除けの柵が現れ、その柵に沿って登っていく。
見上げれば稜線はかなり近くに見えるが、ここからの距離は意外と長い。

草と灌木の斜面を登る。
途中で道が 2つに分かれることになったが、真っ直ぐの道はそのまま斜面を直登するようであり、左手の道は少し回り道をしているように思えたので、 真っ直ぐに進むことにする。

しかしこれが失敗であった。正規の道は左で、この直登の道は足下が崩れやすく登り辛い上に、 急斜面でかなり息が上がる。

それでも、すぐに正規の道に合流するであろうと思っていたのだが、なかなか合流せず、 とにかく息を切らせて登り続ける。
疲労もかなり増してきており、少し登っては立ち止まって上を見上げるという所作が続く。



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