芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 ( 芋木ノドッケ:1,946m、長沢山:1,738m、天祖山:1,723.3m ) 2018.6.5 登山



【PHOTO & 記録 芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 1】

年初の 大岳山を手始めに今年は奥多摩の山に登り続けているが、 5月11日に 天祖山、酉谷山 (とりだにやま)、 天目山 (三ツドッケ)、16日に 天目山、蕎麦粒山、川苔山 (かわのりやま) と登ったことで 主要な山はほぼ押さえたことになるため、そろそろ奥多摩の山を終わりにしても良い頃合いである (暑くなってきたことで、 低い山はきつくなってきていることも終わりにしたい理由の 1つ)
しかし、芋木ノドッケ (芋ノ木ドッケ) が残っていることがどうしても引っかかっており、 一方で、奥多摩以外の山に登ろうと思っても、思い浮かぶのは既に登った山ばかりのためどうも今一つ食指が動かない状況なのである。

ということで、芋木ノドッケを片付けたいという思いが強くなってきているのだが、 地図記載のルートを辿ったのでは相当ハードな山行となるため二の足を踏んでしまう。1997年に 雲取山に登った際に辿った 大ダワ林道が使えればことは簡単なのであるが、現在、大ダワ林道は崩落により通行止めとなっているため、それは叶わない。
何か良い方法はないかとヤマレコなどで色々調べたところ、芋木ノドッケから南東に下っている二軒小屋尾根にて芋木ノドッケに直登するルートがあることを知る。
無論、このルートは一般ルートではなく、地図にも記載されていないのであるが、山行記録を読む限りでは然程難しくなさそうなので早速トライすることにする。

梅雨入りも近いと思われる 6月5日(火)、4時25分に横浜の自宅を出発する。
すっかりお馴染みとなったルートを辿り、古里駅前の丁字路にて国道411号線 (青梅街道) に入った後は奥多摩駅方面へと進む。
奥多摩駅前の交差点を過ぎてからは、工事中の氷川大橋を渡ってすぐの信号を右折して日原街道 (都道204号線) に入り、 時々道幅が狭くなる道を対向車に注意を払いながら進んでいく。

途中、天祖山に登った際に利用した日原駐車場の横を通過する。
その天祖山登山の際には、ここから天祖山登山口まで歩いており、そのためこの先の状況がよく分かっていることから、 道がさらに狭くなる状況にあっても安心して進んでいくことができる。

やがて左に日原林道への分岐が現れるので左折して日原林道に入る (真っ直ぐ進んで右にカーブしていけば日原鍾乳洞)
途中からダートとなる道をユックリと進み、前方に三角形をした天祖山の姿を見た後、 孫惣谷 (まぐそだに) 林道が右に分岐するところにある小広いスペースに車を駐める。 このスペースに他の車は見当たらない (但し、この先のゲート前に 1台駐車していた)
時刻は 5時59分。


車内で朝食をとった後、身支度を整えて 6時8分に出発する。

さらに林道を先へと進んで八丁橋を渡ると、前方に 天祖山の登山口とともにゲートが見えてくる。 時刻は 6時10分。

本日登る二軒小屋尾根のルートに至るには、林道をさらに先へと進まねばならないので、 ゲート脇を通り抜け、そのまま林道を歩き続ける。

面白いことに、今まで未舗装の道であったのに、 このゲートからは舗装道が続くようになる。
一方で、道は緩やかな登り勾配となっているため意外と手強い。

途中、『 2.5km 』 と書かれた標識を道路際に見て (写真)、駐車した所に 『 2.0km 』 の標識があったことを思い出す。

昨年末、ニジュウタキ尾根、ヨモギ尾根経由にて 雲取山に登った際、 この標識が後山林道において歩く距離を知るのに役立ったので、本日も活用できそうである。

1.5kmほど続いた舗装道も途中から砂利道に変わるが、八丁橋までの凸凹道に比べて、 この砂利道は良く整備されており、また山の中の林道に見られがちな落石などもしっかりと片付けられている。
その後、何回か舗装道が現れるが、その距離は短く、砂利道が長く続く。

林道を黙々と歩く。
道は、途中、平らになることも多いため歩き易い。

また、上空には青空が広がっており、 陽の当たる場所を歩く際にはかなり暑さを感じるようになる。

周囲に木々が多く、あまり展望が得られない中、時々前方左手に山並みが見えるようになるが、 全く山の名前は分からない。
もしかしたら写真の山は小雲取山かもしれない。

それにしてもこの林道は長い。
途中、『 6.0km 』 (つまり、4km歩いた) の標識を見てもまだ登山口は見えてこない (写真 中央に見えているのが 6.0kmの標識)

徐々にイライラが募るが、こればかりはどうしようもないことであり、 鋸岳に登った際に歩いた釜無川林道レベルを覚悟する。

と言っても、この道は 1997年に大ダワ林道経由にて 雲取山に登った際に通っており、 しかもその時は、車を日原鍾乳洞に駐車したのであるから歩く距離はもっと長かったことになる。
まあ、21年も前なら、体力もあったから苦にならなかったのであろう。

その長い林道歩きも、 『 6.5km 』 の標識を見て暫く進むと、左手に富田新道への分岐が現れる (写真)
時刻は 7時7分。

漸くこの先の目処がついたことにホッとするものの、 地図によれば、ここから目差す登山口まであと 30分歩かねばならない。

さらに林道を進み、 『 7.0km 』 の標識を見て暫く進むと、前方に 『 水源地を大切に 』 と書かれた大きな案内板が見え (写真)、その少し後方に標識が見えてくる。
漸く大ダワ林道の取り付き口に到着である。
時刻は 7時24分。

先にも述べたように、大ダワ林道は崩落のため通行止めとなっているが、 本日登る二軒小屋尾根に至るには、途中まで大ダワ林道を辿ることになっているので左に下って大ダワ林道に入る。



芋木ノドッケ、長沢山、天祖山 登山データ







登山日:2018.6.5 天候 : 快晴後曇り単独行 日帰り
登山路 : 孫惣谷林道分岐−八丁橋−天祖山登山口・林道ゲート−富田新道入口− 大ダワ林道入口−大ダワ林道分岐−(二軒小屋尾根)−モミソノ頭−芋木ノドッケ−白岩山分岐−桂谷ノ頭−長沢山−天祖山分岐−梯子坂ノクビレ− 天祖山−会所−大日大神−ロボット雨量計−天祖山登山口−八丁橋−孫惣谷林道分岐
交通往路 : 瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−日の出IC−(都道184号線)− かやくぼ−(都道31号線)−坂本−(都道251号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道45号線)−古里駅前−(国道411号線)− 日原街道入口−(日原街道:都道204号線)−小川谷橋−(日原林道)−孫惣谷林道分岐 (車にて)
交通復路 : 孫惣谷林道分岐−(日原林道)−小川谷橋−(都道204号線:日原街道)− 日原街道入口−(国道411号線)−古里駅前−(都道45号線)−梅ヶ谷峠入口−(都道251号線)−坂本−(都道31号線)− かやくぼ−(都道184号線)−日の出IC−(圏央道)−相模原愛川IC−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)− 相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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