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またまたフキの群生地を抜け、傾斜が少し緩んでくると、 道はコメツガやシラビソ、そしてダケカンバが見られる樹林帯へと入っていく。 足下に下草はなく倒木のみとなり、急斜面を一直線に登る道が続く。 |
それでも何とか登り続けていくと、やがて先の方にトラロープが見え、
その右後方に標識も見えてくる。 そして、最後にそのトラロープを潜ると、そこは芋木ノドッケ頂上であった。 時刻は 10時27分。 ここは丁度 登山道が直角に曲がる場所となっており、 真新しい標識にはそれぞれの方向に 『 雲取山 』、『 長沢背稜・酉谷山・一杯水 』 と書かれていて、 標柱の所には 『 芋木ノドッケ 』 と書かれている。 |
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実際の頂上は少し 酉谷山方面へと登った場所と思われ、 そこには倒れかかった境界標柱が置かれている。 ただ、この東京都第二の高峰の頂上は狭く、しかも樹林に囲まれていて展望も利かず、
標識がなければそのまま通り過ぎてしまうような場所である。 境界標柱の先、少し下った所にある倒木に腰掛けて暫し休憩する。 写真は芋木ノドッケの頂上付近から、登ってきた方向を眺めたもの。 |
10時35分に
酉谷山方面へと向かう。 シラビソの樹林帯を進む。 すぐに三峰口・白岩山方面の分岐が現れるが、ここに立つ標識も芋木ノドッケと同様新しい。 時刻は 10時37分。 なお、白岩山への道は手元の地図では破線になっているが、 この真新しい標識を見ると道は良さそうに思えてしまう。 |
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標識に従って右に曲がり、少々伐採が行われたのか、 右側が少し開けた尾根を緩やかに下って行く。 ただ、右が少し開けていると言っても、展望の方は十分という訳ではなく、 時々樹林が切れて展望が開けるといった程度である。 |
先の方にはこれから登る予定の 天祖山が見え (写真)、 その左後方にうっすらと 川苔山が見えている。 天祖山の右後方には、右 (西) へと高度を上げ始めている石尾根が見えていて六ツ石山まで確認でき、 その六ツ石山の後方には 大岳山が見えている。 |
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